今朝、外から猫の鳴き声が聞こえた。
そんなもんいつでも聞いていると思うのは間違いだ。
にゃあにゃあ喧しいのは飼い猫で
外にいる大人の猫は、シーズンのときとケンカ以外は
そうそう鳴くものではない。
ろくに用事もないのに鳴くのは子猫または
精神的に大人になっていない猫なのだ。
さて、今朝聞こえた声は明らかに誰かを呼ぶ声だった。
にゃあ、にゃあ、にゃあぁぁぁぁああ
やがて、ピンポーーーン
ドアホンが鳴った。
ドアホンの鳴らしかたも人それぞれで
この遠慮がちな鳴らしかたはお向かいのYさんだとすぐわかった。
Yさんだとすると....
おおっ、やっぱりおとぼけくん。
Yさんの家の窓から私の家の玄関が見える。
Yさんはおとぼけくんを見つけるといつも知らせてくれる。
おとぼけくんは、今朝まずYさんに声をかけ
朝寝をしている奴らを起こせと指令を発したのだ。
賢い猫の知能は三歳児くらいだというが
どうももっとIQが高いような気がする。
働くのを覚えさせたらいい仕事をしそうだが
惜しいことに猫の習性に「働く」という行為は含まれていない(さ)