男装の麗人という言葉がありますね。
日本なら川島芳子(中国の皇族です)
時代小説なら「剣客商売」の三冬(剣の達人)
シェイクスピアなら「十二夜」のヴィオラ。
ちょっと前に見た「オルランド」という映画は
男性の役を女性が演じていて
その女性が演じる男性が女に性転換してしまうという
演じる人にとっては実に迷惑なお話です。
まず、若い男を演じればいいのよね。
それから女に変わるんだけど
この女はもともと男だったわけだから.....
などなど、役者は悩んだに違いありません。
おまけにこの主人公は
エリザベス一世の命令によって、
若いまま400年も生きに生きて、しかも
映画のラストシーンでまだ死んでおらず
人生に希望を抱いています。
そりゃまあ、417才くらいでも若くてキレイですから。
ところで、ロンドン在住が長かった友人にきくと
「オルランド」はイギリスで人気のあった映画らしいです。
そういうことも何も知らず
私はこの映画にキャサリン・ハンターが出演している
という理由だけで見ました。
出演シーンわずか5分くらいですが
あのしゃがれた声ですぐわかります。
(ほとんど追っかけです)
ところで、日本でも同じなのですが
シェイクスピアの時代は女性が舞台で演じることを禁じられ
役者といえば男ばかりだったそうです。
すると、男装の麗人を演じる男の役者がいたわけで
どうもやっぱりややこしいですね。
そういえばキャサリン・ハンターも
禿げた王さま(リア王か?)や
凛々しい王さま(リチャード三世か?)を演じている写真が
ありまして、パソコンにせっせとコレクションしています。
追っかけですね、もう(さ)