
酷暑の夏の間にツリバナの実は全部落ちてしまったと思っていました。
色づく前に青いままポタポタ落ちてしまうのです。
それでも枯れた葉の間にひっそりと赤い実がありました。
二つ三つは残っていたのですね。
赤い実、赤い葉、黄色い葉がないと秋の実感が希薄すぎるので
残っていてくれて本当によかった。
うちの庭は冬に葉を落とす広葉樹がほとんどで
紅葉よりは黄葉が多い...はずなのですが、
今の東京の庭できれいな秋の色など望むべくもありません。
そんななかでわずかに残ったツリバナの赤い実は貴重でした。
そういえば、駅へ行く途中にお庭に大きな桜の木があるお宅があって
あの桜の葉はどんな色になっているかなと見に行きました。
まだちょっと早いですが、桜の葉の紅葉はきれいです。
モミジのようにパッと鮮やかというよりはちょっと渋い感じです。
桜紅葉という言葉があるくらいです。
行ってみると黄色い葉っぱが道路にずいぶん落ちていました。
写真を撮っておけばよかったです。
黄色くなったところで散ってしまうのかなあ。
秋がどんどん希薄になっていきますね。
うかうかしていると抜き足差し足で通り過ぎてしまうかもしれません (さ)