さて、立春です。
一年を24に区分した二十四節気では、
今日から半月ほどが立春の期間です。
半月後の2月19日からは雨水、そのあとが啓蟄。
春が立って、雪が雨になり、
冬籠していた虫が土の中から這い出てくるという順番です。
虫が這い出す啓蟄が終わると春分になって、
桜のニュースも聞こえてきます。
その桜が5月に咲く雪国では、
春分や雨水あたりが積雪のピークかもしれませんが、
この時期を過ぎると雪も緩んでくるのでしょうか。
立春の今日はいいお天気です。
少し雲があるのも空に表情ができていいと思います。
陰極まれば陽に転ずという言葉がありますが、
冬至が陰の極みで、それを過ぎると太陽は次第に高度を上げていきます。
太陽が高い位置にある方が地面に当たる光が多いので、
理論上は冬至が過ぎるとどんどん暖かくなっています。
実際にちっとも暖かくないのは空気が暖まるまでに時間がかかるからです。
立春の頃になると光は強いのに私たちは寒いじゃないかという
「光の春」という状態になります。
光に反応する植物が土から芽を出しはじめます。
昨日庭を見たら、イチリンソウが芽を出していました。
春を告げる花です (さ)