数ヶ月前のことです。
ご近所にドロボーが入りました。
ドロボーとしては空き巣のつもりだったのかもしれませんが、
住人が家にいまして、「きゃー」てなことで逃げ出しました。
住人はやや高齢の未亡人ですが、たいへんしっかりしておいでです。
逃げたのは未亡人ではなくドロボーです。
さて、うちのご近所はドロボーの侵入に向いていない一帯です。
なんと言っても昼間の人口密度が高いです。
そして、物見高い傾向もあるように思えます。
まあ、そんなわけで、
未亡人の「きゃー」で二軒のお宅から人が駆けつけました。
警察が来て、ドロボーの風貌など尋ねたときに
未亡人は「若い人」とおっしゃっていたようです。
その「若い」ドロボーがこのたび逮捕されました。
別件で逮捕されていろいろ取り調べたら、
うちのご近所に侵入したドロボーだったようです。
それはいいのですが、
「若い」ドロボーの年齢が68歳だったという驚きがありました。
私が帰宅したら、大王グループの住人が開口一番
「若づくりのドロボーがつかまったよ」と言うわけです。
「若づくりのドロボー?なんじゃそりゃ?」
よくよく話を聞いて、あのときのドロボーだとわかったわけですが、
それにしてもドロボーはどうせ顔を隠すのだろうし、
なんで若づくりをする必要があるのかがわかりません。
なるたけなら業務中は人に見られたくないはずです。
変だなあ、変なドロボーだなあ。
この話を聞いてから、ずっと首をかしげています (さ)