風が拭いているもんでどうにも写真がブレるのですが、
上はヤブミョウガの黒い実にツリバナの実の殻が噛み付いている写真です。
風の案配でこんな風になったのでしょうか。
落ちるときは一緒よ、みたいな感じがします。
木の実や草の実はだいたい鳥や小動物の餌になリます。
うちのヤブコウジの実も赤くなってかわいいなと思っていたら
喰われてなくなってしまいます。
その代わりと言っちゃナンですが、彼らは糞を落としていきます。
糞には鳥が喰った実の芯の部分、つまり種が含まれています。
するとセンリョウやマンリョウや南天が芽を出します。
いや、いらないんですけど....
それよりヤブコウジの実を喰わないでもらいたいです。
築地の飲み屋の女将さんが
二階の窓に残ったご飯粒を置いてやっていたら
ある日手摺に糞がしてあったというのですね。
その糞には種が入っていたので
「ああ、餌のお礼に小鳥が置いていったんだな」と思ったそうです。
これはなかなかかわいらしい話で、
糞ひとつならそう思えますけれども、
うちの庭のように、
冬になるといろんな鳥が地面の一部が白くなるくらい糞をすると
とてもお礼とは思えません。
うちの庭でさんざん飯食って嫌がらせかよ、こらっ。
量的な問題で糞の解釈が違ってきます。
山でも木の実の季節ですね。
人が採り過ぎて山の動物が飢えないように祈っています。
夏に戦場ヶ原を歩いたとき、
毎日のように人里で熊の目撃情報がありましたが、
山に餌がないと里に下りてきますもんね。
長い時間歩きまわるのも餌が乏しいせいです。
みんな生きていかなきゃいけないから、たいへんです (さ)