上の写真は2014年6月1日、うちへきた日の大王です。
4月の半ばくらいに浪江町で保護されたばかりですから痩せてます。
しかも肝臓が悪かったから毛が抜けているし、
腹には寄生虫の王者マンソン条虫がいたし、その手下の寄生虫もいたし。
当時に較べると、いまの大王は立派になりました。
歩きかたまでノッシノッシしています。
本人は自分ひとりで育ったような顔をしていますが、
浪江で保護してくれた人、引き取って里親募集をしてくれた人、
そして浪江から引取りまで車で運んでくれた人、
本当に何人ものかたがたにお世話になりながら、やっとうちへきたわけです。
みなさんのボランティア活動がいまの大王を築いたと言っていいくらいです。
こんな猫を築いていただいて本当にありがとうございます。
ちっとはみなさんに感謝しなさいね、大王。
そんなわけで、6月1日は大王デーです。
このガリガリのハゲている猫がきた日のことは一生忘れません。
その証拠に、私は毎年5月になると大王の足音を感じます。
ゴジラならテーマ曲が流れる場面です。
なんでしたら、あの曲に合わせて
ダイオーダイオーと歌ってくださってもいいですよ。
それを聴くと私は、
大王がずんずんずんと近づいてきているなあって思いますもんね。
4年前の今ごろ、大王はもう浪江町はとっくに出発して、
埼玉あたりにいたんだろうなあ、ずんずんずん。
そして、胡留(うる)さんもそうでしたが大王も保護猫なので
お誕生日がわかりません。
ついでにいうと年齢もわかりません。
でも、うちへ来て4年ですから、もう10歳くらいかな。
近ごろ少し声がしゃがれてきましたが、もしかしてもっと年配かしら?
あ、かすれ声じゃないんです、あくまでも「しゃがれ声」なんです。
人間でいうと杉村春子さんです。ああいう声です。
さて、うちへ来た記念日に何をするかというと
お誕生日検診です。お誕生日じゃないですけどね、
しかもオシッコ詰まりでかなり頻繁に病院には行ってますけども、
お誕生検診の日は血液検査をすることになっています。
ついでに検便もしようかね、大王。
それにしても、その記念日検診までは
オシッコが詰まるのだけは避けてもらいたいなあ。
オシッコが詰まってその「予後」で通っている最中にだよ、
記念日検診ですってのこのこ行ったら
何しに来たって笑われそうだもんな〜 (さ)