ついにPHコントロールが届きまして
オシッコ詰まりの持病を持つ大王の食事療法が始まりました。
オシッコを詰まらせる原因となる結晶には2つのタイプがあるそうです。
シュウ酸カルシウムとストルバイトです。
大王の場合はストルバイト。若い猫に多いのだそうです。
大王が若いかどうかは置いといてですね、この原因を探ってみますと、
というか、探るまでもなく「盗み食い」です。
遠い原因の一部には肝数値が悪かったことなどもあるとは思いますが、
ともかく引き金になったのは盗み食いと思います。
煮干しの入ったダンボールを食い破ったり
海苔やスルメが置いてある食料棚をこじ開けて盗み食いしたり、
いまは飼い主も知恵がついて盗み食い防止につとめていますけれども、
初期は本当にたいへんでした。
大王はあらゆる箱を食い破り、
あらゆる扉をするすると開けてしまうのです。
いままでさんざん猫と付き合ってきましたが
ここまで盗み食いの達人は初めてです。
大王がお世話になっている病院の患者猫にやはり盗み食いの名人がいて、
この猫は盗み食いとオシッコ詰まりが直結しているそうです。
大王の場合、いま現在飼い主の守りが固くて盗み食いできない状況なのですが、
過去の盗み食いで溜め込んだミネラルの結晶は
自然に溶解するということがありません。
ではなぜいままで食事療法ができなかったのかというと、
大王が梃子でも食べない療法食を、わああ、胡留さんが食べとるわ〜
という現場を目撃したからです。
まずい、やめよう、療法食。
注射や投薬と違って食事で病気を治そうというのは
本当にたいへんなことですね。
そして、大王がいまどうしているかというと、
ま〜ったく食べた形跡がありません、療法食。
しかもなんとはなしに飼い主を恨んでいる気配があります。
「飯がまずい。ふんっ」みたいな。
とはいえ、大王。
そろそろオシッコ詰まりもやめにしようよ。
詰まるたびにDB先生の病院へ駆け込んで開通させてもらうんだから
いわばDB先生はあんたの恩人じゃないの。
その恩人の診察室を毎回オシッコまみれにするのはよくないよ。
飼い主は本当に申し訳なくていたたまれない気持ちになるし。
せめておとなしく開通させようよ。
溜まりに溜まった大量のオシッコをあたりに振りまくのはやめようよ...
というか、オシッコ詰まりそのものをやめてくれ (さ)