「粘り雪」とでも申しましょうか。
昨日は久々の暖かい日だったので、
玄関前にしぶとく残っていた雪ももう溶けたかと見に行ったら
かき氷にしたいくらいの量が残っていました。
雪というよりシャーベットですが。
暖かい昼間を過ぎて夕方にこのくらいですから
かなり粘り技を駆使したようです。
うちよりたくさん残っているご近所のお宅はこのくらいです(下の写真)
こちらのご近所の雪は今朝になってもまだ残っています。日が暮れて気温が下がっていったので溶けるのをやめたのか、今朝になっても上の写真とたいして変わっていないです。
まあしかし、よく残る雪と言いますか、粘る雪です。この雪を観察していてふと思い浮かんだ言葉があります。細雪の四姉妹の上のふたりの最後のセリフ「粘らはったなあ」です。これは三女の雪子の縁談がやっとまとまったときのセリフで、本を探すのが面倒なのでうろ覚えですけれども「粘らはったなあ」「粘っただけのことはあったなあ」という会話だと記憶します。どうもこのせいで「雪子・粘る」→「雪・粘る」という構図が私の頭のなかでできてしまったようなのですが、実際によう粘ってくれました。都心の雪にこんな粘りはないですもんね。世田谷の雪は根性がありますよ (さ)