写真は猫の抜け毛を玉にしたものです。
どんどん増えていきます、ということはどんどん抜けているわけです。
これで終わりということがないんですかね、この時期の猫の抜け毛は。
廊下に掃除機をかけて、大王を連れてきてブラシ、
ブラシブラシブラシ、ブラシブラシ。
すると、喜んで転がる大王、泳ぐ大王、ずり上がる大王、ずり下がる大王。
またもや泳ぐ大王、しかも背泳ぎだ。抜け毛の海でややこしい大王。
しまいに一人で盛り上がって嚙みつく大王。
いい加減にしろよ、大王。
豚毛のツヤ出しブラシで仕上げてお引き取り願い、
廊下に掃除機をかけ、
しばらくして浮遊した毛が落下するころにもう一度掃除機をかけ、
ああっ、胡留(うる)さんが起きてきた。
胡留さんもブラシ、ブラシブラシブラシ。
匍匐前進する胡留さん。足を掴んでずりずりと引きずり戻して、
またブラシ、ブラシブラシ。
そこに乱入する大王。胡留さんの毛の海で泳ぐ大王。
せっかく仕上げたのになんで来るんだよ、大王。
ええいもう、ややこしい。
そしてまた掃除機をかけ、しばらくしてまた掃除機をかけ...
まったくもう猫の抜け毛って際限ないなあとふと見れば、
胡留さんの背中にちょっと毛が薄くなった箇所があるかなあ。
でもよく見ないとわからないし、背中だから本人は気づいてないし、
まあいいか。よくないけど、まあいいか。
うちは二匹だからまだこの程度で済んでいますが、
もっとたくさん猫を飼っているお宅はどうしているんでしょう。
ブラシをかけないと部屋も廊下も階段も毛まみれですしね。
いや、ブラシをかけていても毛まみれなんですが、
それでもしないよりはマシと思うんですよね。
上着を脱ぐような簡便な換毛があればいいですが、
なかなかそうはいかないもんですね。
春から夏の週末は、ひたすらブラシブラシブラシです (さ)