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モルト(酒)お湯(温泉) ラジオ(仕事)です
by malt-yu-radio
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駅前のスーパーで鯛のアラ580円というのを見つけた。刺身を取った残りだろうか、持ち上げて横から見てもけっこう身がついているし、骨のない身だけの切り身もひと切れ混じっている。 こいつを買って火を通してほぐして鯛茶漬けにするのははどうだろうね。うんうん、うまそうだよね。でも休みでもない日の夜にそんな面倒なことしようっての?問題はそこだよね。すっごく暑いもんね。 他の買い物をしながら迷いに迷って、結局買ってしまった。わああ、馬鹿者め。なんで買っちまったんだよぉ〜。 大鍋にお湯を沸かして、沸いたらアラをかたっぱしから放り込んで湯通しした。洗うのはそれからだ。皮や露出している骨は古い歯ブラシでゴシゴシ洗う。おお、ウロコがけっこう残っているね。身は指でそっと洗う。血の塊みたいなのもあるので発掘して洗う。これが面倒だ。だから買うなって言ったんだよね。 さて、ひとまずキレイになったアラを煮るか焼くかと悩んで焼くことにした。塩を振ってちょっと置いといて、焼きにかかった。焼けたら擂り鉢に取ってほぐす。ほぐして骨を外してキレイな白身の部分だけを残す。皮なんか捨てちゃうんだ、贅沢だなあ。580円だから気楽だね、このへんは。それにしてもけっこうたくさん身が取れた。580円、馬鹿にはできないぞ。 キレイな白身の部分だけをする鉢に残したらゴリゴリと擂る。ゴリゴリ、ゴリゴリ。ゴリゴリ擂ると残っていた小骨が見えるようになるのでこいつを取って捨てる。さらにゴリゴリ。十分に焼いて身が硬く締まっているのをゴリゴリ。鯛飯の鯛はご飯と一緒に炊き込んでから取り出して擂り鉢でゴリゴリ擂るとすぐにふわふわのそぼろになるが、こいつはそこまでふわふわにしたくないし、第一ならない。ときどき歯ごたえのある身のカタマリが残る感じで、そぼろというよりはほぐし身だ。うん、そぼろは上品でうまいけど頼りないからね、580円の鯛はこんな感じでいいんじゃないか。
ゴリゴリ擂ったのをジプロックで冷蔵庫に保存して、
食べたいときにご飯にのせて出汁をかけてワサビなんかをちょいと乗せて食べるとたいへんうまい。580円、恐るべしだなあ。暇なときにまた買いたいが、そう都合よく売っているかな、580円...(さ)
by malt-yu
| 2016-08-12 11:20
| うまいもの
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