
ずいぶん以前のことだが、京都でいつも泊まる宿に行くと
玄関に黄色い花の鉢植えが置いてあった。
その宿に行き始めた頃は、三婆と女将さんという布陣で
婆ちゃんのひとりは寝たきりで、家は木造で、部屋は和室で、
要するに渋いというか何というかそう言う宿だったのだで
洋花の鉢植えというのが珍しくて「どうしたの?」と尋ねた。
すると女将さんの多美ちゃんが「西に黄色があると金運がつく」と
教えてくれたのだ。
そうか、西に黄色か...
とはいえ、私の家において正しく西というのがよくわからない。
でもだいたい西ならわかる。
その「だいたい西」を見ると、柚子の木がある。
柚子は黄色だ。冬だけの季節ものだけど黄色の実がつく。
あとはええっと....同じく季節もので春だけの山吹草(写真)。
山吹草は南に植えたのだが、やたらと繁殖して
ついに西方向にも勝手に進出している。
あとはツリバナの木とかヤマコウバシの木などで黄色とは縁がない。
秋はホトトギスの紫の花だし、
ホウチャクソウがやたら増えているが、こいつはほとんど草みたいなもんだし。
しかし、季節ものとはいえいま現在は柚子が黄色の実をつけて
山吹草も咲いているのだから金まわりが良くてもいいと思うのだが、
そんな気配は一向にない。
まあ、黄色くらいで金運というのが虫のいい話だしな〜 (さ)