ころんちょしてごめんなさいすればいいって問題じゃないでしょって
胡留さんは言いたいわけです。
大王は胡留姉さんが大好きですが、
頭を抱え込んで舐めていたかと思うと気分が盛り上がりすぎて
ガブッと噛んだりもしますからね。
胡留さんもガブガブって適当なところまでは相手をしていますが、
「何するのよ、大王」「しつこいわよ、大王」って
ほどよきところで示しをつけておかないと
大王はどこまでもつけあがります。
この状態からもう少し進むと胡留さんは正座して背筋をぐんと伸ばし、
耳を少し後ろに倒して目を吊り上げて大王を睨みます。
お得意の睨み倒しの技です。
今日はこの技が出る前段階で大王が倒れてごめんなさいをしました。
大王が来て1年半、
物静かなオトナの猫である胡留さんと悪ガキ大王の仲は
胡留(うる)さんが多少ワルさんになることで打ち解けあい、
たまには大王が胡留さんに舐めてもらってうっとりしている姿も
見られるようになりました。
もうそんなに胡留姉さんが好きなんだったらガブガブしちゃダメでしょ、大王って
飼い主は思いますが、
そのあたり、まったく反省しないところが大王なんですね。
来年はちっと賢くなってもらいたいもんですが
やっぱり大王は大王のままなんだろうなあ (さ)