
確か水曜日でした。8月26日の火曜日。
8月のくせに最高気温23℃で雨も降った肌寒い日でした。
赤坂でちょっと時間があってお茶でもと思ったのですね。
赤坂は本屋がないのがこういうときに困るのですが。
そのとき、ふっと思ったのですね。
まだ8月だけどアイスコーヒーとお別れするにはもってこいの日だってね。
わざわざテラス席に座りました、アイスコーヒーに敬意を表して。
霧雨がほんの少し肩にかかるかなと思いましたが、まあいいや。
ぼーっと外を眺めながらアイスコーヒーを飲みました。
さて、こんな儀式みたいにして最後のアイスコーヒーを飲んで、
もう次の夏まで飲まないかというと、ぜんぜんそうではありません。
飲みますとも。
真冬でも暖房の利き過ぎた喫茶店で注文しますよ。
でもでもでもね、「夏のアイスコーヒー」はおしまいなんですよ。
ここでいったんけじめをつけておいて、
これ以降のアイスコーヒーはまた別枠なんですね、私のなかでは。
どうもめんどくさいですね。
しかしですね、こういうのって昔の日本人の名残りみたいなもんだと思うんですよ。
昔のことをいえば、
江戸の町なんぞは決まりごとがかなり多かったようです。
暖房なども使い始めの日が決まっていて、亥の年の亥の日からですよ。
亥の年といえば旧暦の10月です。
新暦でいえば11月半ばです。すでにして寒いです。
コタツが欲しいけどまだダメなのか〜〜って
震えながら辛抱していた大昔のご先祖さまの呪いがですね、
アイスコーヒーにもけじめをつけんかいって言うとるわけですね。
たぶんね (さ)