ひと晩使った予備の掛け布団を押し入れにしまおうとしたら
早くも大王が上で寝ていた(上の写真)
多少の葛藤はあったが、
信じきった目でこっちを見るのでしばらく貸しておくことにした。
そのしばらくが過ぎて見に行ったら、
こんどは胡留さんが丸くなって寝ていた。
うう〜〜、かわいいぞ、胡留さん。
次に掛け布団方面でジタバタ音がするので見に行ったら
胡留さんと大王が掛け布団をめぐって争っていた。
胡留さんが寝ているところへ大王がやってきて「どけ」と言ったらしかった。
私の顔を見て逃げたところをみると、
大王にはうしろめたい気持ちがあったに違いない。
しかし、なぜ、どうしようもなくそこで寝たいのか。
座布団はあるしクッションも持っているし、
飼い主の万年床も二匹のためにあるのだし、
窓辺には敷物を敷いてある。
玄関マットやバスマットの上で寝ることもある。
いくらでも寝る場所を持っているのになあ、
なんで掛け布団ひとつを争うのだろう。猫の行動は謎だ。
ところで、この予備の掛け布団は
家庭内暴力実施中のシャー太郎の飼い主が
うちに避難してきて使ったわけなのだが、
日曜日に凶暴化して飼い主を襲ったシャー太郎は
いまだに凶暴なままという報告があった。
私もネットで調べてみたら「転嫁攻撃」「激怒症候群」などの
言葉が見つかった。
「激怒症候群」は癲癇の発作らしい。
「転嫁攻撃」はストレスを他に転嫁しようという、
いわば八つ当たりのようなもので、
八つ当たりというと可愛げがあるが、攻撃は本気なので
飼い主は怖い思いをするし、傷だらけにもなる。
しかもシャー太郎は飼い主以外の人間を怖がるので
私が何か手伝えるわけでもない。多分暴力が激化するだけだ。
シャー太郎を1週間くらいうちで預かった去年の春は、
まだ平常心のシャー太郎だったけど
そういえば毎日毎日うんざりするほどシャーシャーされていた。
平常心のシャーと凶暴スイッチがオンのシャーと
どこが違うかというと、
平常心のシャーは無意味に襲っては来ない...と思う。
実際にシャー太郎の隔離部屋で襲われたことはなかったし。
あ、そういえばそのシャー写真があったはずだ。
うん、これこれ(下の写真)
こんな顔でシャーシャーいってたんだな、シャー太郎。
そしてさらに下の写真はシャーをものともせずに
シャー太郎に近づく胡留さん、
シャー太郎のシャーも凄かったけど、
ま〜ったく気にしないで「シャーくんっ」とか言って近づく胡留さんもすごかった。
猫は曇りのない目で現実を見つめるから
シャー太郎はシャーシャー言うだけで(この当時は)怖くないって
わかっていたんだろうな。
いっそ胡留さんがシャー太郎を飼えばいいのかも。
しかし、いまのシャー太郎は凶暴化しているし
やっぱ大事な胡留さんに怪我でもされると困るので、
がんばれ、シャー太郎とその飼い主。
無責任な激励しかできなくてごめんね(さ)