ここ数年の吉例となっている恒例の浅草ツアー。
今年は男子が1名、芝居の稽古でしかも本番間際。
萩尾家の皆さんは原稿アップと同時に風邪で壊滅(涙)
なぜかひとりだけ風邪もひかずに無事だった萩尾さん本体のみの参加で、
T下とロンドンから帰国中のキミさんと私の女子4名で敢行することになった。
いつもは大混雑の仲店通りも浅草寺もいくぶん空いていて歩きやすかったのは
たぶん松の内を過ぎているからだ。
浅草寺縁起の図もはじめてしげしげと見ることができた。
お参りもしやすかった。
オミクジはお寺の脇の空いている場所で買うのが吉例で、
筒の中のクジを引いて出た番号の札をもらう。
「去年も49番だった気がするな」と萩尾さんの声がして
さらに「去年も凶だった」と続いて聞こえた。
なんだなんだ、凄いな、この人。
同じ寺の同じ売り場で凶を引きつづけるのもすごいけど、
去年の番号を記憶しているのもすごいぞ。
だいたいこの人はポオの一族とかが守護神についていると思うので
凶なんぞちっとも怖くないと思うのだ。
それでもオミクジの結びどころに凶を結んでいた。
その結びどころには、日暮れだというのにまだ誰も結んでおらず、
萩尾さんの「凶」が本日はじめて結ばれたオミクジになった。
やっぱり何かすごくないですか、この人。
いつもは仲店を歩いているうちに暗くなるのだが
いつもより数日遅れたスケジュールだったおかげで浅草寺を出るまで明るかった。
ちなみにこの日1月9日の日没は16時45分だ。
三重県を応援する店で魚貝を食べ、ホッピー通りの半屋台で煮込みを頼み、
漬けもの屋、刷毛屋、七味屋、小間物屋、煎餅屋、手拭い屋をめぐり、
釜飯を食べてコーヒーを飲んだ。なんだか面白かった。
そういえば、キミさんは通訳として長年ロンドンで働いているが
英語日本語ともにちゃんとしている。
T下は5年ほどロンドンで暮らしたことがあって、
日常のことは英語でもできるのだが日本語が多少あやしい。
浅草寺の門にぶら下がっていた巨大なワラジを「靴」と言ってたのは誰だよ(さ)