土曜日の朝の我が家の状況はこんな感じだった。
まず、AirMacがつながっていない。次にコンロに火がつかない。
そして、朝もーろーと目覚めたとき
もうひとりの住人がコンロを修理か買い換えかという電話をしている最中だった。
やばいっ、どこにかけているのだろう。
うちのコンロはビルトインタイプで、リンナイの名作中の名作である。
もう製造中止になっている。通常では二度と手に入らない。
危険防止のみを目的としたいまの法律のせいで
いま売っているコンロはボケ老人仕様のコンロばかりだ。
あんなもんでまともな料理ができるわけがないのだが
そういうことをしらないもうひとりの住人が販売店と話をしている。
もーろーとしていてもその電話がやばいのだけは本能でわかった。
やばいっ、その電話をやめろと言ったら、じゃああんたが何とかしろと言う。
何とかした。リンナイのサービスセンターはメールで頼める。
事情を書き送ったら電話がかかってきて翌日見に来てくれることになった。
とりあえずはひとつ解決に向かった。
解決方向には向かったが、相変わらず火はつかないし
片側のバーナーは完全にイカレているようだ。
そしてAirMac。
こいつはAirMacは生きているのだがその先のJ-comと繋がらないのだ。
これはもうひとりの住人の努力で繋がったのだが
3台のパソコンと1台のiPadのうち、1台のパソコンしか繋がらなかった。
もうひとりの住人はこれを解決すべく、
まず月々600円でJ-comの遠隔操作サービスのようなものに加入した。
加入し終わったとたんにサービスを利用し、
電話の向こうにいる技術者の声に従って家中をうろうろしはじめた。
ルーターのところへ行ったりパソコンの前にもどったりが2時間つづいた。
ムービーをダウンロードしている最中にパソコンを切れと言われたりもした。
うう〜〜っ、ここまでできているのに…とはいえ従うしかなかった。
その他にもこちらの作業にいろいろ支障をきたしたけれども、
そういった命令を電話で下している人は
もっと面倒な思いをしているのだろうと想像し、なにごとも素直に受け入れた。
そして、なんと2時間後には3台のパソコンと1台のiPadのネットが繋がった。
すごいな〜、J-com、えらいな〜、J-com。
しかし、この時点でどうも我々は力尽きていた。
そして昨日の日曜日。
午前中にリンナイの人が来た。部品をさがしてくれることになった。
ネットも問題なく繋がっている。
私はパソコンの移行という大仕事を抱えているので
まずはタイムマシンで老骨パソコンのデータを保存した。
土曜日にやりかけた掃除もざっと終わらせ、大王の体重を計り、
壊れたコンロを使うのが面倒で、駅近くの台湾料理の店に行った。
ホタテの餃子とエビの餃子。紹興酒も飲んだ。
その店は地下で携帯の電波が悪い。ほぼ繋がらない。
そして、ずっと流れていたテレサ・テンのCDはプチプチと切れていた。
店のご主人は「年寄り年寄り」と説明したが、
CDが古いのか再生装置が老朽化しているのかはわからないままだった(さ)