消費税のとばっちりが思わぬところに来ているようです。
たとえば写真の上であり、下でもあります。
原発(旧)20km圏に取り残された猫に定期的にご飯をあげている人たちです。
上は吉田さんといって南相馬在住のかたです。
うちの胡留(うる)さんを保護してくださったかたです。
下は直接存じ上げないのですが、Mさんとおっしゃったかな。
もう何年も福島に通っていらっしゃるようです。
そして、下の画像を見ればわかるのですが
増税+増税による買い占め+便乗値上げ
などなどの理由で猫餌が高騰してしまったようなのです。
不思議なもので、日頃は自分のところの猫に贅沢させていても
支援となると少しでも安くと思います。
それは自分のお金が惜しいのではないんですよ。
自分が決めた予算で、ひと口でもたくさんのフードを送りたいからです。
ボランティアのかたもそれはちゃんとわかってらして
アマゾンの欲しいものリストを見ると安いフードが載っています。
あるとき私はノーテンキにも、餌やりボランティアさんは
どうして毛玉対策のドライフードばかり欲しいものリストに載せるのかな、
福島は長毛の猫が多いのかなって首を傾げたことがあるのですが、
それはそのとき毛玉対策のフードが安かったからなのですね。
それなのに、猫餌の大幅値上げは痛いです。
正直いって、私は福島の猫にとって何が正しいのかわかりません。
餌をあげる、捕獲して避妊手術をしてリリースする。
場合によっては保護して里親をさがす。
いまボランティアのかたがたがやっているのはこういうことだと思います。
普通に考えれば、子猫でも何でも避妊手術をするのは間違っています。
ことに雄猫は去勢すべき機能とオシッコ機能が同じところにあるので
早い去勢はオシッコ機能の発達も妨げます。
つまり、大人になってもオシッコ機能が子供のままなので
オシッコが詰まる病気になるわけです。
猫はもともと腎臓の数値が悪い個体が多いので、注意が必要です。
自分の猫なら、早過ぎる去勢などは絶対にやらないことです。
でも、飼われていない猫ならば、捕獲できたときに手術をしてしまわないと
次のチャンスがないかもしれないということで
たとえ子猫でも避妊や去勢の手術をするのだと思います。
人がいない町で猫が増え続けるのも考えればちょっと怖いです。
ボランティアのかたが運ぶフードにも限界がありますし。
そしてまた春になりました。
福島では、この冬に飢えと寒さで死んだ猫もたくさんいると思いますが、
新しい子猫も生まれていることでしょう。
このところバタバタしていたので増税前の駆け込みには失敗しましたが
今日予算内のフードをお届けする手続きをしましてですね、
ふと思いついて値段を較べてみたところ、
んん〜〜〜〜っ、3月の10日過ぎに送ったフードの方が今日のより高いですよ。
偶然同じブランドの同じ種類のフードだったので
較べることができたわけなんですけれども...
こ〜んな記事を書きながら私は早々と便乗値上げの術中にはまっていましたよ。
まあ、やられようがやられまいが
猫に食べ物は必要ですから送らないわけにはいかないんですが、
それにしても、やられた〜という自覚くらいは欲しかったですね、我ながら(さ)
あ、画像をクリックするとそれぞれのフード募集へ飛びますよ...
のはずだったのですが、下の画像がリンク貼ってもうまく飛びません。
下のURLをクリックして見に行ってくださいね。
http://animaldemo.blog.fc2.com/blog-entry-480.html
そして、こちらは保護された犬や猫がいる避難所です。
フードや猫砂、里親もボランティアも募集しています。
おーあみ避難所:
http://f20km-petrescue.org/
アニマルエイド:
http://animaleido.web.fc2.com/
にゃんだーーガード:
http://nyanderguard.org/