ご近所で立ち話をしていましたら
「うちは床暖房もないし」とおっしゃったかたがいましたが
それこそうちは床暖房どころか
ホットカーペットさえ壊れていたのですよ。
ああ、寒い一週間でした。
胡留(うる)さんなんぞ二階へ上がったきり下りてきません。
寒いし猫はいないしという苛酷な一週間が過ぎ
やっと新しいホットカーペットが届いたのが日曜日です。
そのカーペットは安物ですが、素晴らしい美点がありました。
なんと「本体のみ」だったのですよ。
つまり「ホット」の部分だけで、その上を覆う敷物状の、
あの花柄とかマーブル柄とかの「カーペット」の部分がないのですよ。
あれ、嫌いなんで粗大ゴミに出すのですが
あれがないだけでずいぶんとらくちんなものですね。
もっとも本体だけだと熱いですし、なにかこぼしたときに困るので
アジアのどこかの国のキルト状のものをかぶせていますが
実のところ、それが一部破れていてボロボロなんですが、
それでもあの花柄や縞柄や、姑息にも絨毯柄の敷物よりは
よほどマシなわけです、私にとっては。
ゲンキンなもので、新しいホットカーペットを設置したとたん
トントントンと足音が聞こえて、胡留さんが下りてきました。
二階にいながらなぜ一階の環境の変化がわかるのでしょうか。
そのあたりがたいへん不思議ではありますが、
ともかく現在は人も猫もホカホカと暮らしています。
そして、節分の日に節分草のつぼみがひとつ、
ちゃんと顔を出しました ↓ (さ)