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![]() 2013年10月5日19時5分、 ハエタローが私の足に寄りかかっている写真です。 この後1時間あまりの間に何度か居場所を変え、 そして息を引き取りました。 最後の痙攣のときも、そばの畳んだ布団に這い登ろうとするので 一応気の済むように乗せてやりましたが、 本当に最後まで倒れて動かなくなるということがなかった強い猫でした。 猫の死にかたはいろいろです。 コトランは死ぬ2年くらい前から、僕は死ぬよと教えてくれていました。 私もそれを了解していました。 了解していたとはいえ、いざその日が近づいたと思うと 飼い主はジタバタするものです。 旅行から戻ったら、もう一度検査(異常なしといわれていた)とか 食事の内容とか、徹底的に見直そうと思っていたその矢先、 旅行から帰る日のその明けがたに死にました。 ハエタローに較べるとずいぶん余力を残した死にかたでした。 たぶん最後の力を私の不在中に死ぬという目的のために使ったのでしょう。 コトランは尋常でない賢さで気位も高い猫でした。 お互いにだらしないところを見せるのはやめようぜ、と いうことだったと思いました。 看取ってくれた住人の話をきくと、 コトランは死ぬ日の午後、窓辺に座り 差し込む光を受けて毛が金色に輝く神々しい姿だったといいます。 猫に神々しいというのもおかしいですが 自分の意志で死ぬ猫というのは予告の姿を見せるのかもしれません。 そしてその夜、息を引き取る準備をはじめたのです。 一方、黒兵衛はそのキャラを裏切ることなく最後まで剽軽でした。 朝、徘徊をはじめてその夜遅くに死にましたが、 徘徊のその歩きかたが、タタタタタ、タタタ、タタタと たいへん愉快なリズムを刻んでいまして おお、どうしたんだ、おまえ?なに歩いてるんだ??と 思わず笑ってしまったのでした。 さて、ハエタローです。 この猫は自分の持てるものすべてを使い切って死にました。 もうとっくに死んでいても不思議ではなかったのに死にませんでした。 猫の生命力はこれほど強いのかとあらためて驚きましたが DB先生が言うには、猫が強いのではない、この猫が強いのだ、 ということでした。 どうして死なないんだろう...何度も危篤を乗り越え 何が足りなくて、何を思い残しているのだろう。 あるときふっと思ったことがあります。 ハエタローはうちにきてまだ5年余り、もともと飼い猫だったのが 迷ったのか捨てられたのか近所にやってきて 二階の物干につくってやった段ボールハウスで2年余り気ままに暮らし、 だんだん家のなかで泊まっていくことが多くなって 完全に家の猫になって3年足らずです。 もし愛情を受ける器というものがあるなら ハエタローの器はまだいっぱいに満たされていないのではないか。 それで死ねないのではないか。 そんなアホなことまで考えました。 そうはいっても、愛情が足りないとは言わせないぞ、ハエタロー。 医者に薬、一階にも二階にも猫トイレと餌と水。 奥歯を抜いていっとき調子良さそうに見えたのに 病勢に追いつかれてからは食べさせるのが本当にタイヘンで 餌は何が気に入るか取っ替え引っ替え。 ハエタローの他に三匹くらい猫を養えるほどキャットフードを無駄にして ひと口食べた食べないといっては一喜一憂です。 皿から食べられなくなってからは 栄養価の高い幼猫用ミルクにスープ、 ブドウ糖を湯冷ましで溶かして注射器のシリンダーで口に入れました。 お湯で絞ったタオルでカラダを拭いて、 美人だ美人だとお世辞を言いながら目ヤニも取って、 梳き櫛で毛を梳いて、 昼間よく寝ているお気に入りの場所にはフリースと電気行火、電気座布団。 その日が暑くても寒くてもいいように万全の体制です。 二階の猫トイレは足元が危なくなってから置いたのですが ハエタローは二階のトイレで一回オシッコをすると 次のオシッコはまだ汚れていない一階のトイレまで降りるのですよ、ああ。 足元が危ないというのに.... まったく、これで愛情が足りないとは言わせないぞ、ハエタロー。 そしてハエタローは死ぬ日の明けがた、 さすがに階段を上り下りさせたくなくて もうひとりの住人が一階で一緒に寝て番をしていたにもかかわらず いつの間にかまた階段を上がり、 二階の私のところに来て布団にもぐりこみました。 たぶんそれがハエタローなりのお別れだったのでしょう。 この写真を撮る30分くらい前に ミルクとブドウ糖の湯冷ましを飲ませています。 ミルクはほとんど飲んでくれませんでしたが ブドウ糖液はけっこう飲みました。 その水分はどこへいったのか、 最後の痙攣のとき、一滴の水も吐きませんでした。 ハエタローはカラダのなかにあるものをすべて使い切って死んだのです。 最後の生命力を絞りきって死んだのです。 本当に強い猫でした。 それにしても、こう毎年猫に死なれると躰にこたえますね(さ)
by malt-yu
| 2013-10-06 12:58
| 猫ほか生き物
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Comments(4)
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ハエタロー、頑張りましたね。野良生活から5年間も人に大切に飼われて、日々幸せを感じていたと思います。
我が家の元ノラのキジトラも半年ほどダンボールハウスで外飼い、その後室内飼いで3年が経ちました。貴殿のブログも「ダンボールハウス」検索してヒットした次第です。我が家の猫はまだ若く元気なため、あと10年は頑張りそうです。 ![]()
目に見えるもの、目には見えないものと闘っていた猫でしたね。
よくここまでがんばったね、ハエタロー。 勲章をあげるよ。 あ~さみしいです。ただたださみしいです。 ![]()
ハエタロー 幸せだったと思います。その幸せを一日でも多く味わいたくてここまで頑張ったのだと思います。愛猫に逝かれると こたえますよね・・、お心の内 お察し致します。合掌
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遺影をしっかり心に受け止め、合掌していました。寂しいですね。最後まで、らしいハエタローさん。偉いです。応援しながら癒されていましたよ。ありがとうニャン。ご主人様を引き続き応援していきますね。
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