
3月も近くなったので
雛人形のお名前をご存じかというおはなしです。
まず、いちばん上が男雛女雛の内裏さまです。
内裏というのは天皇陛下の私邸とでもいえばいいでしょうか。
昔の宮城は官庁と天皇の私邸が一緒になっていて、別名を大内裏といいます。
そのなかの内裏が私邸にあたるわけなのです。
そこにお住まいのかしこき御方なので内裏さまというわけですね。
ミもフタもない言いかたをすると天皇皇后両陛下です。
あるいは親王殿下と妃殿下ですね。
冠でわかるそうで、
後のヒラヒラが垂れ下がらずに立っていると天皇ですね。
次の段には三人官女が並んでいます。
三人のうちひとりは年増らしいですが詳細はわかりません。
内裏さまの身のまわりのお世話をする女官ですね。
三段めが五人囃子といって楽人です。
太鼓に大鼓、小鼓、笛を持っています。
五人めは歌う人で楽器ではなく扇を持っていますんで
お道具を間違えないようにしてくださいね。
四段めは左大臣右大臣といいますが、実は大臣ではなく
位としては近衛中将または少将らしいです。
内裏さまを警備するのがお仕事のようなので武官の装束を着ています。
五段めは仕丁です。お傘やお履き物のお世話をします。
場合によってはここに歌人やお稚児さんが加わるようです。
私が子供のころに飾っていたお雛さまはいちばん上が御殿になっていて
その真ん中に内裏さまがおいでになり
両脇に別殿があって、舞姫がひとりづつ入っていましたよ。
舞姫だと教えられていましたが、あれは誰だったんでしょうね。
後宮(ハレム)ってことですか?
教育上どんなもんですかね、それは。
もっとも子供だったですから意味わかりませんが。
そうそう、雛人形を飾るときに右だの左だのというのは
男雛、つまり陛下から見ての左右です。
左近の桜、右近の橘とせっかく覚えていても
向かって右か左かわからないと逆になりますのでご注意くださいね(さ)