
たいへん簡単でうまいツマミです。
鳴門の干しワカメの素揚げです。
揚げ物をしたついでに、でもいいし
わざわざ油を熱して、でもいいです。油は少なめで大丈夫です。
熱すぎないのがいいですよ。焦げますからね。
干しワカメを入れるとジュッとひと息で揚がります。
塩を振ってそのままツマミになります。
うまいんでたくさん食べてしまいます。
コツはただひとつ、干しワカメを使うこと。これだけです。
さて、あるサイトにこのワカメの素揚げの失敗談が載っていました。
それによると、賞味期限切れの塩蔵ワカメが大量にあって
それを揚げようと考えたようなのです。
塩蔵ワカメって、あれですよね。
塩まみれになっている生のやつですよね。
う〜ん、無謀な気がするなあと思いましたが読み進みました。
どうやらその人は塩蔵ワカメを水に漬けて塩抜きして
キッチンペーパーで水気を拭き取って、熱々のテンプラ鍋に投入したようです。
「水気」と「熱々」という文字が悲劇を予感させます。
果たしてワカメを投入したとたんに「ジュワジュワジュワ〜」と泡が立ち、
噴水のように油とワカメが噴き上がったそうです。
あわてて火を消しても余熱で噴水はつづき
ようやくおさまったときは、台所の床、壁、ガス台、洗いかごの食器まで
ありとあらゆるものが油とワカメ浸しになっていたそうで。
想像するだに、掃除するよりいっそ引っ越したいくらいの惨状です。
私の料理を食べてくださったかたが
同じものを作ろうとして失敗したケースはたまにあります。
山芋を摺りおろして海苔でちょっと挟んで揚げたやつ。
これをためそうとして失敗した人がいるのですが
きくと長芋を使ったというではありませんか。
そりゃあ、ダメですよ。長芋はハナタレで粘りが少ないです。
海苔で挟むことがまずできませんし、
油に入れるとどわ〜っと広がって面倒なことになりそうです。
芋の性質を理解していないとこんなことが起こります。
ワカメの素揚げは干しワカメを使う。
ここんとこがもの凄く大事です(さ)