ご近所にツバメが巣をかけるガレージが2カ所ある。
どちらも扉がなく出入り自由なかわりにカラスの心配がある。
ツバメが人のいる近くに巣をかけて雛を育てるのは
人の営みの近くには外敵が来ないだろうという判断のためで
なるほど、鷹やトンビはご近所にはいないがカラスは多い。
ツバメが渡ってくる時期は桜の咲く時期と重なるそうで
4月になってからは去年の巣の場所を気をつけて見ていた。
要するに、下に糞が落ちていれば巣をつくりはじめた(或は修理しはじめた)
ということだ。
その糞をなかなか見ることができず
今年はここには来ないのかと思っていたときに
ガレージのひとつに糞を見つけた。4月半ば過ぎのことだった。
もうひとつのガレージは巣の場所が変わって
入り口近くから奥へ移動してしまったらしく
ツバメは行ったり来たりしているのだが外から巣はのぞきこめない。
ガレージに巣をかけたツバメはさかんに糞をするし
雛もさかんに糞をするし
ガレージAの持ち主は毎朝それを掃除するし
ガレージBの場合は糞が落ちるのが
たいがいそこを借りているクルマの屋根だったりする。
選ばれたクルマは屋根に糞を落とされ
さらに出かけて帰ってくれば床にも糞があるわけで
要するに、日々ツバメの糞サンドイッチになっているわけで
さぞ悩ましいだろうとは思うが
まあツバメのことだし...誰にも文句言えないし...
やっと雛が巣立ったかと思うと二度めの子育てをするツバメもいるし...
そういえば猫糞が嫌で庭に猫が来ないようにあらゆる工夫をする人はいるが
ツバメに関しては人はまだ寛容で、なんだかホッとする(さ)