いつもは休日というと仕事もしくは「仕事っぽい作業」と家の用事が
縄文式になっているわけです。
縄文式、つまりあざなえる縄のようにないまぜになっています。
ハタキをかけた後、埃がしずまるまでのちょっとした時間に
パソコンに向かうとか、まあそういうことなんですが。
ところが、この週末はなんだか勝手が違いました。
抱えていた仕事が「ちょっとした時間」で済まなかったので
めずらしく「家事」と「仕事」が分かれました。
土曜日、まず洗濯と買い物。それから仕事にとりかかって
てっぺんをまわる頃、つまり午前0時過ぎに原稿を送りました。
その間、フタの閉まらない釜に砥石を乗せたりおろしたりして
自分のご飯はつくりますし
ハエタローの鶏と牛すじのスープもコトコトコトコト煮込んでいたのですが
なにしろもらってきた資料が「何枚」ではなく「何キロ」だったもので
それがまわりに散らばっているもので
パソコンの前からあまり動けなかったです。
日曜はまず午前中から掃除をはじめ
風呂もトイレもちゃんとやって階段の雑巾掛けもやって
それから領収書と伝票を相手に格闘を開始しました。
こちらも領収書がまわりに散らばるのであまり動けない...
そうか、物理的にその場から動けないから集中するんだなということに
今更ながら気づきました。
いったん開始すると動けなくなるから
仕事は仕事、家事は家事できっちり集中せざるを得なかったわけです。
ただ領収書と伝票の格闘のときは、
夜になってからパソコンでDVDをかけていました。
伝票関係は集中しすぎると凶悪な気分になりますから。
ただ、DVDの内容はあまり頭に入りません。
それでもまわりの風景が変わるので、そこがいいんですね。
この作業もわざと残した「のりしろ」の部分をのぞいて片付きました。
この連休はマチネが家事、ソワレが仕事
私の場合は昼夜公演の内容が違うのでまだいいようなものの
同じ芝居を昼夜やるってのは素人にできるもんじゃないですね。
集中をつづけることはむづかしく、疲れるものではあります。
もっとも役者はプロですが、それにしてもな〜...
なんだかそんなことを考えてしまいました(さ)