近ごろなにかと事件があり
ひとつひとつは網戸とか猫糞とかこまごまとしたことなのに
それらが同時多発しているので妙に疲れる日々を過ごしているのだが
連休中にさらにトドメかと思った事件が一瞬あった。
日暮れにハエタローがケンカをして怪我をし
連れ帰って怪我も調べ、カラダも拭こうとしたときだった。
お湯が出ないのだ。いつまでたっても水なのだ。
わおーわおーとハエタローは怒鳴るし、怒鳴られてもお湯は出ない。
とりあえず「わおー」をどうにかしないと
落ち着いてものを考えられないので
水で絞った雑巾でハエタローを拭いた。
その後、給湯器を調べにかかった。
洗面所のコントローラーのカバーをはずすと無数のネジが見えた。
.................
あまりのネジの多さに一生このまま水でもいいかと妥協しかけたが
なんとか元気を振り絞ってネジをはずしにかかった。
まず大きなネジをふたつはずすと、コントローラーが壁からはずれた。
予想していた断線はなかった。
次に無慮20個くらいの中サイズのネジをはずした。
単純作業の上に注意力を必要とした。
うっかりネジを落とすと洗面所のブラックホールに吸い込まれてしまう。
途中で飽きてきて、またしても一生このまま水でもいいかと思ったが
すでに1ダースのネジをはずしていたことでもあり
今日は水も冷たいことでもあり
このままだと風呂も水風呂になることが理解できたので
ネジまわしを続行することにした。
そのとき私は一個の人間ではなく一個のドライバーだった。
パカッと内部が露出した。
なんじゃ、こりゃ...
パソコンの基板みたようなものが見えた。
風景としては住宅地図に似ていた。
いかんいかん、こんなもんと関わり合いになってはいかん。
あわててフタをしてまた20本のネジを締めた。
メーカーのサービスセンターに電話をすることにした。
(なかなかつながらなかったが)
案に相違しておばちゃんが出たが、実にテキパキしたおばちゃんだった。
外の燃焼部分のコンセントを抜いて、10秒後にまた差し込めという。
言うとおりにしてみたらウィーンという音がした。
このようにして給湯器は再び働く意志を取り戻したのだが
どうもこの状況はなにかに似ていると思ったらAirMacだった。
たまにネットが途切れる。
こころのなかでクソと言いながら2階へ上がって
AirMacをコンセントから抜く。また差し込む。
するとつながる。
要するにこれだ。
給湯器とAirMacは同じリセット方法なのだ。
これを知っていれば最初から20本のネジをはずすこともなかった。
もっと単純な構造で自分で直せると思った私もアホだが
複雑な構造のくせにコンセントを抜くだけで復活する給湯器も
どうかしている。
しかしこれは覚えておくとネジを20本もはずさなくて済みますぜ。
上の動画は話題と何の関係もなく
スウェーデン映画「やかまし村の子供たち」です。
ナナメの光線と逆光が本当にキレイな映画です。
子供たちの服がなんともしゃれています。
日本語字幕をつけてくれ〜(さ)