「復興の狼煙」はもうご存じだと思う。
盛岡の広告屋のチームだ。
震災の後の釜石で写真を撮りはじめポスターをつくった。
最初は「印刷」ではなく「出力」というやつで
出力されてきたポスターの縁をカッターで切るのが
いちいちタイヘンだった。
そのポスターを貼ってくれる店があって
それがネットで知られるようになって
ホームページをつくったらいっぺんに6万アクセスがきて
サーバがパンクした。
ポスターを売る道がひらけた。
釜石の13枚セットで3500円。
3000円が印刷費で、500円が被災地の寄付になる。
私の感覚では安すぎると思う。
実際にそうらしい。
まだ印刷屋さんに無理をかけている。
撮影に行く交通費やフィルム代などの経費は自己負担だし
いまだに売れば売るほど自分らの持ち出しが増えるそうだ。
なんで寄付の申し出をいちいち断るわけ?
たずねてみたが、理屈がわかるような返事がない。
メンバーの拠点である盛岡は震災の被害が少ないのだが
どうもそういう地域は、
つまり瓦礫の少ない地域にいる人たちは
瓦礫の地域に対して何か行動をしていないと生きていけない、
というような気持ちがあるようなのだ。
ポスターはいま釜石と大槌町で3シリーズある。
そのポスターを買うしか応援の方法がなく
しかも買うほどメンバーに負担がかかるといういまのしくみが困ったものだが
ともかくいまのところそれしか方法がない。
(そろそろ心を入れ替えてもらいたいものだが)
ポスターを貼る壁をお持ちの人、
復興の狼煙ポスター、いかがでしょう。
そうそう、上の写真は「復興の狼煙」のコピーライター1名、
Webチーム2名、応援団2名です(さ)
復興の狼煙:
http://fukkou-noroshi.jp/