朝顔と昼顔はヒルガオ科に属している。
昼顔は朝顔と同じに朝咲くけれども昼になってもしぼまない。
同じヒルガオ科に
ヨルガオというのもあって
ヨルガオはその名の通り夕方に咲いて朝になったらしぼんでしまう。
もともとが熱帯原産なので暑い国では
いっぺん種を撒いたら何年でも咲き続けるが
日本では毎年あたたかくなてから種を撒かないといけない。
夕顔も夕方に咲くのでその名がついた。
夕顔という名もロマンチックではあるし、
源氏物語に登場する夕顔も薄幸な女性で
こちらもまたロマンを感じさせるが
植物としてのユウガオは、つまりは干瓢だ。
朝顔とは種族も違っており、こちらはウリ科に属する。
写真は廃屋の垣根にからみついた
ヒルガオで
こうして見ているとなかなかいじらしい花に見えるし
花言葉も「絆」という美しい言葉なのだけれど
種ができないかわりに地下茎でどんどん広がってしまい
いっぺん増やしてしまうと駆除することができないほどしぶとい。
根っこのカケラでもあると芽を出してしまうので
ずぼらな抜きかたをするとかえって増えてしまうのだ。
ヒルガオにはコヒルガオという仲間もいて
さらにヒルガオとコヒルガオの雑種でアイノコヒルガオという奴もいる。
写真のヒルガオはコヒルガオかアイノコがどっちかだと思うが
このへんの区別になってくると私には手に負えない。
私の庭にも隣家からヒルガオらしきツルが侵入することがあるのだが
それが本当にヒルガオかどうかは未だに確認できていない。
開花まで見届けずにツルを切ってしまうからだ。
それにしても朝顔から夜顔まであるのが丁寧なことだと思う(さ)