
愚猫は黒兵衛という名だが雌猫だ。
愚猫は顔は小さいが腹まわりがでかい。
つまりメタボというやつだと思う。
上から見ると左右の横腹が出張っているのが露骨にわかる。
12歳という年齢から鑑みるに、多少腹が出るのは仕方ないとは思う。
猫のことだけをあげつらえる飼い主でもない。
ただ、ものには限度というものがある。
そもそも通常の猫の二倍ほどは食べているのだ。
そうだ、ダイエットをするのだ。
黒兵衛が決断したわけではない。飼い主が決断した。
まずは少し食を減らそう。
本人からまず抗議の声があがった。
ニャ ニャ ニャ ニャ
日頃は無口だが、ダイエット初日はやたらうるさかった。
二日めは意味もなく走ったりしていた。
運動量を極限まで節約している愚猫にしては珍しいことだった。
三日め以降はふてくされている。
もうあまり口もきかず(鳴いてももらえないので)、
尻を向けてどんよりしている。
とはいえ、いまでもたぶん室内飼いの猫にしては食事の量は多い。
基本を缶詰のキャットフード3つにしてもらった。
これはなんとか2つに減らしたいところだが
いままではもっと食べていたのでいきなりは無理だろう。
あとはたまにササミがオマケにつくけれど、
これもなんとかしなくちゃだ。
猫のダイエットは本人ではなく飼い主の決断と実行力にかかっている。
そこんとこが妙に理不尽な気がする(さ)