昨日だったら休日だったのになぜ今日なのだと思うが
ともかくハエタロー(上の写真)のXデーがやってきた。
Xデーとはつまり、ステロイド注射で押さえていた歯肉炎が暴れ出して
ご飯がたべられなくなる日だ。
それでも本当ならば先週の土曜日でステロイドの効果は切れている。
それから5日間がんばった...というか
日曜の夜から月曜の朝にかけてはかなり落ちていたのだが
なぜか火曜日に復活し、昨日の水曜日もまだ食べることができていたのだ。
ステロイドは麻薬と同じで、使うほどに効果と持続力が弱くなる。
ステロイド注射を一日でも延ばすことは
ハエタローの寿命を延ばすことになるので、
ウイークデーは面倒だから休みの日に注射に連れて行ってしまおうという
無精なことはできない。
さて、ハエタローを見た先生が言った。
「太りましたか?」
ええええ、太っていますとも。
夏に弱ったときは少しでも痩せないように
クソ暑い台所で何時間もかけてつくった濃厚なチキンスープを与え
いまだって猫缶の上からカツオブシをかけたり
ナマリブシを食べさせたり、ササミを食べさせたり、
薬が切れて食欲のないときでもなんとか食べさせる工夫をしている。
半年前にはじめて歯肉炎になったときは4kg台だった体重が
いまや5.3kgに増えているのだ。
雌猫としては十分な体重だし毛艶だっていい。
誰がどう見ても放っておくと死んでしまう猫には見えない。
さて、今日は先生に賢猫が痩せてきた報告をしたら
腎臓の検査をしようということになり
ハエタローを連れて帰って、こんどは賢猫を連れて行った。
腎臓の数値が上がっている。しかし急を要するということでもない。
要するに老齢だ。まあ薬でもということになった。
「飲むかどうかわかりませんから、まず1週間分くらい」
と、先生は言う。
そんな面倒なことは困ります、
この猫は私が口へ入れるものなら何でも飲み込みますから。
先生はなかなか信じなかったけれど、これは真実なので
懸命に訴えて、1ヶ月分の薬をもらってきた。
その腎臓の薬の他に、賢猫はいま3種類のサプリメントを飲んでいる。
そういえば子供の頃、うちのば〜さんは火鉢で煮出す煎じ薬を飲み、
病院の薬を飲み、いろんなものを飲んでいたけれど
要するにアレですね。老齢とは薬に頼る年齢ということなんですね。
老猫と病猫を抱えると食器洗いが忙しい。
老齢になると免疫力が落ちるので、さまざま菌も保持しているだろうし
それはハエタローに感染させられない。
ハエタローの歯肉炎は家のなかの猫に感染させられないので
猫食器などは洗剤とお湯で厳しく洗っている。
一日に何回洗剤を使うだろう。朝だけでも10回できかない。
おかげで手にやさしい洗剤を使いながらも
私の手はアトピーのように赤くかぶれてやたらと痒い(さ)
写真は今朝のハエタロー。病院へ行く前なので元気がない。