開場が少し遅れたJZBratの入り口はお祝いのお花でいっぱいだった。
案内されて席につくとあたりはほぼ顔見知りで
しかも喫煙者と喫煙者と同席できる人たちだった。
ご配慮感謝。
やがて乾杯用のシャンパンがテーブルに置かれた。
これはいま飲んではまずいと思い、ハイボールを頼んだ。
あっ、仲畑さんがお見えになった。
しかも座るなり煙草の箱をテーブルに置いているぞ。
(禁煙敗れたりの時期らしい)
はじまった。
副田高行さんが乾杯の発声の前に一倉さんのコピーを20本紹介する段取りで
それぞれのエピソードを紹介しているが
「挨拶が長いと仲畑さんに怒られる」とおびえながら
途中で短く切り上げはじめた。
シャンパンはすでにしてぬるいが乾杯のシャンパンはおおむねそうなる運命だ。
一倉さんの作品集の上映。
向いの席のバンド〜が「あれもこれも一倉さん!」と驚いている。
20年という時間の長さを作品集で知る。
食事が来た。
18時8分ころからライブの第一部。
井上鑑さんのピアノとセッション形式で
一倉さんの朗読からはじまったと記憶している。
村上ゆきさんが井上鑑さんのピアノで歌う。
いつもだけれど、言葉が明瞭に伝わる歌唱
ピアノの音がキレイ。
長髪の男が舞台に上がる。
「この人、実は中島信也さんです」と一倉さんが紹介するまで
気づかなかった人はかなり多い。
長髪のヅラをかぶった中島信也さんが歌う。自作自演。
高い声がキレイ。
このあたりで、一倉さんはいつ歌うのだろうか...と思った人は多いはず。
短い休憩の後、ミスターミュージックバンド。
吉江さんと中川さんの歌が面白い。
中川さんがこの日のためにつくった即興曲「羊たちの休息」が面白い。
ところで一倉さんは歌わないの?
と、まだ思っている人は多かったはず。
ソナーポケット登場。
プロが歌うと会場の隅々まで音楽が充満する感じ。
一倉さん歌わず、斉藤和義さん登場。
斜め向いに座っている大川くんが
「斉藤和義を2曲聴けて幸せ」と言っている。
一倉さん、歌わないままライブ終了。
最後のリーディングはCDの曲とのセッションで
歌詞と朗読の内容をうまく組み合わせてあった。
一倉さん、ついに歌わなかったな〜。
たぶん歌わないのが大人なんだろうと思う気持と
一曲くらい聴きたかったという気持が半々。
終演後、渋谷の街に飲みに行った。
もう午前0時ころかと時計を見たらまだ10時半だったので
さらにもう一軒行った(さ)