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塩原は美しかった。 栃の木やサワグルミの黄葉はハッとするほど明るいし ブナやミズナラは黄色とも赤とも言えない微妙な色を見せている。 向こうの黄色はケヤキだろうか。 遠くからではアスナロとサワラの区別もつかないが (近くで見てもつかないが) 緑の針葉樹に紅葉した蔦が巻きつくその赤さ。 ナナカマドの葉の濃い紅色。 山裾の民家の生垣の燃え立つような満天星の臙脂色。 そして、低い軒下に吊るされた干し柿の沈んだ色。 何よりも美しいのがモミジの朱色だった。 モミジといってもひと色ではなかった。 種類が違うのだろうし、日当りによっても色が違う。 塩原はモミジが多いそうだ。モミジの種類も多い。 久しぶりに紅葉を見たと思った。 山の頂上は垂れ込めた雲に巻かれて色を失っていたが 下界は秋の色が贅沢に広がり そのなかを走る送迎バスのなかで、高史とう〜は寝ていた。 これは宇都宮で餃子を食べる前日のことだ。 東京駅から80分ほどの新幹線のなかで すでにビールを飲んでいる。弁当を食っている。 ウーロンハイを飲んでいる(これは私だ) 旅とは飲むことだという認識は 程度の差こそあれ三人共通して持っていたかもしれない。 写真左:チーズ、ジャーキーなど持参のツマミ。 右:「高い高い」をしている高史とう〜 宿に着いたとたん、高史は氷とソーダを頼んだ。 ウイスキーとツマミは持参している。 15時半だった。車中から飲んでいる我々に怖いものはない。 ソーダ割りのソーダを6本消費したところで面倒になって水割りに切り替えた。 塩原の水はいい水だった。おかげで翌日は全く酒が残らなかった。 風呂もよかった。高史は実は温泉が嫌いだ。 それはつまり温泉のあるような土地が嫌いであり(街が好きなのだ) 風呂が嫌いということでもある。 それでも、ここの風呂は気持がいいとのたまっていた。 豊富な湯量をたった一軒の宿で使っているのだ。 館内には明るく広々とした源泉かけ流しの展望風呂があり、 すぐ下の谷底には露天風呂があった。 谷底の露天風呂は日本三大渓流風呂のひとつに数えられるそうだが 我々は誰も入らなかった。 下りたら登らねばならないことくらい誰だってわかる。 写真左:宿の女湯 写真右:この階段を300段下りると露天風呂がある それでも、ハナっからベロベロだったわけではない。 高史は仕事の電話をしている(日曜だったが)散歩もしている。 全員が風呂にも入った(言っておくが混浴ではない) 高史とう〜は「高い高い」という芸当もしていた。 そのとき私は呆気にとられて沈黙していたが、いま写真をながめると笑う。 にゃるほど、IQの高さに騙されていたが、高史の精神年齢は小学生なのだな。 もっとも男はある年齢になると子供かおばさんに化けるそうだ。 おばさんよりは子供がいいかもしれないな。 写真左:夕食のはじまり 右:電話をする高史 さて、夕食が出る。地のものを使ってちゃんとしている。 量も多すぎずちょうど良い。 写真の他に地元の牛肉とイワナの塩焼きとなにやらうまい鍋が出た。 さらにもうひと品くらいあったと思う。 おまけに高史が頼んでくれた牛肉のタタキ。 うまかったが、その頃は酔っぱらっている。 さんざんウイスキーを飲んだ上に食事のときは生ビールを飲み、 イワナの骨酒まで飲み、またもやウイスキーを飲み重ね すでにして持参のウイスキーはなくなって宿のウイスキーを追加している。 いったい何を考えているのだろう、高史とう〜(と私)は。 写真左:う〜の懸垂 右:言うまでもない しかし、そうはいっても 三人のなかでいちばん実務的にしっかりしていたのは 信じられないが、う〜だった気がする。 高史と私はずいぶんとう〜に世話を焼いてもらった。 そのう〜がついにソファで討ち死して塩原の宴が終戦になったのが 24時過ぎくらいだろうか。 そのまま寝て、目覚めたら午前5時。窓の外は真っ暗で 正面の山の頂の上にあった金星が右にさがっていた。 次に目覚めたら午前6時。しらじら明けの写真を1枚撮った。 午前7時、朝風呂に入った。 写真右:言うまでもない 左:塩原の夜明け 余談だけれども、宿を出発するときに私は自分の上着を 備え付けの洋服ダンスから出した。 そのとき高史とう〜の上着はハンガーにかかったままだったが ふたりの本体は上着を置いたまま部屋から脱出しようとしていた。 「みなさん、上着は」と声をかけた。 本体ふたりが引き返して来た。 これが今回の旅で私が役立った唯一の事件である(さ)
by malt-yu
| 2009-11-11 01:42
| 旅
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