秘湯会の区民農園ではキヌサヤが収穫の時期だ。
ここに言う秘湯会とは世界最小規模のローカルな団体をいう。
メンバーは会長と副会長のみであり
山の秘湯をめぐることと区民農園で野菜をつくることを
主な活動にしている。
キヌサヤは副会長がかなり丹精しており
昨日は大きなザルにいっぱい収穫できた。
早速に豆ご飯の予定だったグリンピースと一緒に卵とじにしてみたが
柔らかいが歯ごたえがあり、甘みがあってうまかった。
近ごろの秘湯会は伝統野菜の種を撒いて野菜を育てている。
「伝統野菜」じゃないものは何だときかれると話が長くなるが
要するに、いま世界では遺伝子組み換えをしている会社が
世界中の種苗会社を傘下に入れているといえば想像がつくと思う。
種苗会社を傘下に入れているということは農業を支配しているということで
日本の農業もとっくにそうなっている。
そんな種や苗を使いたくないと思っても
農協を通して出荷する以上は農協から種苗を買うしかない。
思えば家庭菜園というのは伝統野菜を守る活動でもあったのだ。
(がんばれ、秘湯会)
まあ、そんなわけで
秘湯会に感謝を込めて、作ってみた晩飯のメニュー。
●タラの芽の酢味噌
●秘湯会キヌサヤとグリンピースの卵とじ
●鰺の酢締め
●マカロニサラダ
●桜エビのかき揚げ、フキノトウとウドの天ぷら
●ヒジキと油揚げの煮もの
●豚柳川
●タケノコ飯
ご馳走さまでした(さ)