ピュアホワイトが到来した。
帯広に住む友人のご好意で送っていただいたのだが
念のためにいうとピュアホワイトはとうもろこしの名前だ。
名前の通り、皮をむくと実が白く糖度が高い。
そして、収穫量が少ない。
収穫量が少ないというのは品種が弱いわけでなく
栽培スペースの問題だ。
とうもろこしは風媒花なので風が花粉を運ぶ。
場合によってはずいぶんと遠くまで飛んでしまうので
栽培する場所を選ばないと他の品種との交配種ができてしまうのだ。
(秘湯会の畑で学んだ)
かつて、それである地方のある品種が絶滅したこともある。
そこで、他のとうもろこし畑から離れた場所で栽培しなければならず
なかなか流通に乗るだけの量が収穫できない。
ピュアホワイトは生でも甘い糖度14~15度だそうだが
いただいたものは糖度19.8度の新記録。
箱を開けるなり皮をむいて囓ってみたが
本当に柔らかくて甘く、果物のような清涼感がある。
その後、茹でてもみたが、あっという間に火が通り
さらに甘くなって粘度が高まるが清涼感はなくならない。
なんだかお姫さまのようなとうもろこしではあった。
その出身地である帯広に
足を向けて寝るのはしばらくやめよう(さ)