梅雨らしい空模様になってきた。
いつも使うスタジオにはここ数日
傘の忘れものが3本、そのままになっている。
去年1年で輸入された傘は1億3300万本
日本の人口より多い。
計算するまでもなくひとり1本以上の傘を消費している。
傘は忘れても消滅するわけではない。
傘立てにいつまでも残ったビニ傘やコンビニの安い傘は
雨に降られて困った誰かが再利用してくれる。
忘れ物の傘を集めて安く販売している「道の駅」を
見たこともある。
傘の実態はなくならないはずだ。
しかし「消費」で納得することもある。
近ごろのビニ傘はすぐ壊れる。
去年の夏はパラパラ雨の中、たださしているだけで
いきなり骨の継ぎ目が折れて
さすこともすぼめることもできなくなった。
使用時間X時間で自動破壊装置が働いた...
ような壊れかただった。
これなら年に数本「消費」することも可能だろう。
それらの傘はどこから輸入しているかというと
もう言うまでもないが、中国である。(さ)