八丁堀の公園の桜を見上げると、芽が目立つようになっていました。
まだどれが花芽でどれが葉芽かわかりません。
いや、近づけばわかるんでしょうけれども
下から見上げるだけだとまったくわからないわけです。
でも、下から見上げるだけで「おっ、桜の芽が」と
認識できる大きさに、花芽も葉芽も太ってきたわけです。
葉を落としたばかりのときはこんなに目立ちませんでした。
桜の芽は夏に生成されます。
そして、暑いわ〜てなことで寝てしまいます。
冬が来て、一定期間低温にさらされると
これだけ寒い日があったんだから春は近いに違いないってことで
やっとお目覚めになるのだそうです。
ソメイヨシノの場合は8°C以下が1000時間くらいで目覚めるそうですね。
目覚めて咲く準備をはじめ、気温の上昇とともに花芽が成長していきます。
開花予想は、桜が目覚めた日を立春(2月4日)ということにして、
平均気温の積算します。
葉を落とした落葉樹の枝がくっきりと見えていた状態が
なんだかもやもやっとしてきたぞと思うようになるのは
桜に限ったことではありません。この「もやもや」が芽なんですね。
固く締まって枝に張り付いていた芽が
起き上がると言いますか、ちょっと頭をもたげて膨らんできます。
山の景色が見えるところへ行くと
山全体がもやんとしているのがわかります。
新緑もいいですが、私はこの「もやん」から芽出しの時期が大好きです (さ)