ウイークデーのマチネは初めてでした。
開演14時で終演は18時近くにもなるという長時間です。
面白くないと耐えられないと思いますが、髑髏城は名作ですもんね。
いままで、花、鳥、そして今回の月を見まして、
この芝居は誰がやっても面白いんだなと思いましたよ。
まあ、限度というものはありますが。
がっ、しかし、とはいえ、
このキャストが最高だぜというのは確固としてあるわけです。
あくまでも私の脳内だけの話ですが。
今回は極楽太夫が「このキャストが最高だぜ」だったので
たいへんうれしく見ておりました。
驚いたのは客席の年齢層がどうもいつもより若いんですよね。
若い女子率が高い。でも若い男子もいる。
私の隣の席は若い男子のふたり連れでした。
キャストは若い男子率が高いので、客席が若い女子で埋まるのはわかりますが、
この男子のふたり連れは何??
あ、若い男子キャストの友人かな??そういえば招待席だしな。
なるほど....
向こうも向こうで何をか思わんというところでしょうね。
このおばさんは誰?みたいな...
そうそう、おばさんといえばですね、
今回は女子率が高いのでトイレで困ったら楽屋のを使ってという、
極楽太夫のありがた〜いお心遣いをいただきまして、
たいへん安心して4時間を楽しんでおりました。
おばさんといえばトイレが近い...と言いますか、
私の場合はおばさん以前に酒を飲むと近いという話がありますが、
さすがに歌舞伎は別にして、芝居を見ながら酒は飲めませんので
楽屋のトイレまで押しかけずに済みました。
それでも、言われてみればと思ってトイレ観察をしましたら、
劇場の人が巧みに誘導していまして、
オロチがとぐろを巻いたような長蛇のトイレ列を
実にうまくさばいていましたね。
世界に通用するトイレ列のさばきかたです。
これぞ「おもてなし」の原点って感じです。
芝居も面白かったし、劇場のトイレ観察もできたし、
ありがとう、極楽太夫 (さ)