発売が延期になったのかしらって思っていた単行本「春の夢」が
やっと届きました。
あまりといえばあまりにお久しぶりの「ポーの一族」最新作です。
連載の最終回を読まないで単行本を予約していたものですから
かなり待ち兼ねました。
あらためて単行本の表紙など見てみると
確かに城さん(萩尾さんマネージャー)のおっしゃる通り
エドガーの体格がよくなっているなあ...。
今回は戦争中ということで吸血鬼にも国際色が豊かです。
イタリアにポーランド。
吸血鬼の本場はルーマニア(ドラキュラ)と思っていましたが、
ポーランドでも「吸血鬼の墓」が見つかっているそうですね。
同じくブルガリアにも吸血鬼の墓があって
胸に杭を打ち込まれた骸骨が出てきたそうです。
いや、もとい。
「吸血鬼の墓」ではなく、「吸血鬼として埋葬された人間の墓」ですね。
「春の夢」に出てくるポーランドの吸血鬼は
苦労人のせいか超越した明るさがあって私は好きですよ。
ところで、この本にはまだ未解決の事件が残されていまして、
逃げ出したクロエはどうするんだよ〜とかですね、
ちょいと軟弱風なシルバーはポーの村を守れるのか?とかですね、
このあたりが次回作の伏線だといいなと思うわけです。
まあ、伏線じゃなくても(クロエとシルバー無視しても)
また書いていただければ幸いと思います (さ)