野蕗っておいしいですね。
あの太くて長い水蕗ではなく、細くて短い野蕗です。
こいつがもうたまりません。うまいです。
なるたけ直径の大きな鍋で茹でて皮をむきます。
葉の部分と根元を少しだけ切り落として、
あとはそのまま放り込める鍋がいいです。
小さな鍋だと半分に切らなきゃいけないですから
そうすると本数が二倍に、皮をむく手間も二倍になります。
茹でて皮をむいたら、出汁と酒で炊きます。
途中で色紙に切った昆布をちょいちょいと入れます。
適当に醤油を入れます。
出汁を足しながらゆっくりじわじわと煮含めて、
汁がほとんどなくなるくらいに仕上げます(上の写真)
さて、切り落とした葉っぱと根元の部分ですが
これはこれで別に茹でて、ちょっと水にさらしてから
細かく刻んで炊きます。
同じように出汁と酒と醤油です。
さっき炊いた本体がお客さんにも出せるものだとすると、
こっちの根元と葉っぱは捨ててもいい部分の利用ですから
家の住人だけが食べるおかずです。
しかしながら、うまいです。たまりません(下の写真)
春のアクの強い野菜っておいしいですね。
そういえば秘湯会副会長のお宅では
ご近所からタケノコだか蕗だかが到来するようです。
いいなあ、うらやましいなあ。
到来しすぎると奥さんの台所仕事がたいへんかもしれないけど、
でもうらやましいなあ。
野蕗はなかなか売っていないので、見るとたくさん買い込みます。
そして、たくさんのつもりでも炊くと目減りといいますか、
かなりカサが減ります。
皮をむくときは、誰だよこんなに買った奴は...ってうんざりするくせに
炊きあがると、もっと買っておけばよかったと後悔するんだなあ (さ)