台所のタイルの壁とかレンジとかそのへんを磨いていたら、
胡留さんがやってきてぴょん。窓の外を眺めはじめた。
寒くなったので必要なとき以外は台所の窓を閉めているし、
日ごろは洗いかごやいろんなものを置いてあるので乗りにくいし、
いまがチャンスと思ったのだろう。
この窓は通りに面しているので道を行く人や犬や猫が見える。
胡留さんの場合は誰が通っても静かに見ているだけだが、
これが大王だと他所の猫を見た途端に尻尾が太くなって
ワオワオ怒鳴り始めたりするから分かりやすい。
うちの周辺に常駐している猫はいまのところいないようだが、
隣の縄張りから黒虎がパトロールに来る。
胡留さん、何が見えますか?
お向かいさんの玄関に誰か来ているのかな。
ご近所のコーギーが散歩しているのかな。
いつまでも静かに眺めている胡留さん...
そこをどいてくれないと掃除ができないんですけど (さ)