ベートーベンも大石内蔵助も、
まさか自分たちの作品や仕出かしたことが
日本の年末の必需品になるとは思いもよらなかったでしょうけれども、
ついこのあいだの日曜に友人が「一万人の第九」を歌ったと聞いて
私はなんだかイッキに年末気分になりました。
ちょいとyoutubeを見てみると、第九が大量に釣れまして
いまや処分に困るほどですよ。
第九といってもそこはそれ、演奏の好みというのがありますしね、
もっと恐ろしいことに上手下手もあります。
うわああ、このティンパニで始まるのかよ(涙)ってのもありますし、
やっぱソリストが下手だと嫌ですし、
早いテンポは軽々しいし、遅いとちょっと古いかななんて思うし、
本当に聴く方はわがままで申し訳ないですね。
でも、日本人好みの第九ってやっぱり重めじゃないでしょうか。
多分ね、上のyoutubeあたりが好みな気がしますが
いかがなもんでしょう。
バーンスタインで1979年の第九です。
指揮をするバーンスタインも十分すぎるほど飛び跳ねていまして、
この人は72歳かそこらで亡くなっていますが
これだけ重労働してたら無理ないかって思いますね。
楽器を演奏する人たちは出番のない時間もちっとはありますが
指揮者はフル活動ですもんね。
そんなこんな、アホなことを書いていたら
忠臣蔵を書く暇がなくなってしまいました。
忠臣蔵もいろいろありまして、
タイトルからして「忠臣蔵」と「赤穂浪士」に分かれますが、
まあそれはどうでもいいとしてですね、
下のyoutubeは1971年のテレビドラマ「大忠臣蔵」です。
1年の連続ドラマ、大物俳優総出演という凄まじい忠臣蔵です。
でも、ひとつ弱点がありまして、
浅野内匠頭が尾上菊之助(菊五郎)はいいとして
大石内蔵助が三船敏郎なのですね。
これだけオールスターが出ていますから
三船をトップに持ってくるしかないのはわかるのですが
内蔵助がこんなに強そうでいいのかって(笑)
そこがどうも困りますけれども、まあいいか。
いいといえば、市川中車の吉良上野介がとても悪役っぽくて面白いです。
中車はドラマの放送中に亡くなりまして、
討ち入りのときは他の役者に代わっていますが。
それにしても、よく役者を揃えたもんだなあ。
だから「大忠臣蔵」と「大」が付いているのかなあ。
お暇があったら下のyoutubeもちょっとのぞいてくださいな。
大石さん、太鼓叩いてる場合じゃないですってばって言いたくなりますが (さ)