お日さまがまぶしいので帽子をかぶりはじめています。
冬はかぶらないかというと、冬もたまにかぶります。
夏は日よけになって涼しいし、冬はあたたかいし、
帽子っていいものです。
しかし、ここに些細かつ致命的な問題がひとつあります。
帽子は、ひとたびかぶると脱げないのです。
帽子を脱いで怒られるということはありません。
でも、ほら、帽子を脱いだあとの髪がおかしいんですよ。
乾かすときに内巻きになるように乾かしてある髪は
帽子を脱ぐと外にハネているし、
そんなのは気にしないにしてもですよ、
ツバの内側に当たっていたと思われる部分がどうもへこんでいます。
わ〜、まずい....
いくら見かけを気にしないといってもこれはひどい...
要するに、帽子の中で圧迫されていた部分の髪が沈下して
帽子の外に出ていた髪が隆起しているわけですね。
持ち主を美しく見せる沈下と隆起ならいいのですが、
たいていはその逆なのが困ったことです。
帽子は視野が少し狭くなりますが、それがかえって心地よくて
かぶりはじめるとやめられません。
ツバのない、冬でいうならば毛糸の帽子みたいなやつ、
あれもいいんですよね。
冬はあたたかいし、夏は涼しいタイプがあります。
あれは電車に乗ったときがラクです。
天井からの冷房の風で髪が舞い上がるのを防いでくれますから、
顔のあちこちがくすぐったくならなくて済みます。
あの帽子がひとつあれば、前髪を止める必要もないし便利なんですが、
沈下と隆起の法則は同じなんですね、惜しいなあ。
そうそう、帽子についてはもうひとつ惜しい点がありました。
帽子は脱ぐとなくなります。
いえ、どこかに忘れて帰ってしまいます。
なので、帽子はかぶったら脱がないのがいいですね (さ)