何かの本で「庭は春のためにある」と書いてあったのを読みました。
本当にそうです。
夏の庭はたいした花がないし、第一ヤブ蚊がいます。
秋はノコンギクやミズヒキが咲きますし
暑さに強い台湾ホトトギスも咲きますが、たいしたもんではありません。
シモバシラがちょっといい感じというくらい。
でも、春は違うんですよ〜。
節分草からはじまって、一輪草、二輪草、ご丁寧に三輪草まであります。
丹頂草にひとり静、このあたりは白い花の群れです。
黄色の山吹草、ピンクもある雪割草、
うす赤紫のエンゴサク、そして山芍薬が開きます。
木だって花をつけます。レンギョウの黄色、房桜のえんじ色、
ウグイスカグラのピンク。グユミの白。
ちょいとめずらしい山野草は猫オシッコで滅亡し、
丈夫な山野草だけが残る庭でも、春はキレイです。
写真の右あたりの緑のポチッとしたものが二輪草の芽です。
左のうす緑は石ですよ。間違えないでくださいね。
この連中は山菜としても売られているんですが、
食べたことはありません。
食べるほど増えてくれればうれしいですが(さ)