猫にブラシをすると当然ながら毛が抜ける。
ブラシにひっつき、床に散らばり、空中にもふわふわと浮遊する。
掃除機をかける前になるたけそれらを集めて、手のひらで丸めたのが
写真の毛ボールで、
むかし飼っていた茶虎の賢猫もこんな色のボールができていたし、
黒猫の愚猫は黒い毛玉、
キジ白のハエタローは曖昧なグレーだった。
みんなされぞれ自分の毛ボールをころころと転がして遊んだものだが、
いまいる猫二匹はまったく興味を示さない。
「なんですか、これ」みたいな顔をする。
あんたの毛だってば。
この夏は、大王が全身の毛をいったん抜いて生え変わった毛を
さらに換毛しているのではないかというくらい抜け毛が多かったし、
胡留さんもものすごく暑くなってから一気に換毛したので、
短期に抜け毛が集中することになった。
いまもそれは続いているので、いっぺんブラシをすると
毛ボールがすぐできてしまう。
どうしよう、これ…
一応は大事にしている猫の一部なんだし、
捨ててしまうのも無情な気がするし、
取っておいても二匹はまったく無関心だし。
いっそ巨大な毛ボールを育ててみようかとも思うが、
そうなるとますます邪魔な上に捨てにくい。
みなさん、猫の毛ってどうしてますか??(さ)