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なぜ猫は脱走するのだろう。 Twitterを見れば毎日のように脱走猫の情報を求める記事がある。 一週間やそこらならともかく数年さがしつづけている人もいる。 もう涙なくしては語れない。 かく言う私も脱走されたことがある。 脱走の初代は賢猫だった(上の写真) しかし、これは事故ではなく賢猫の計画的犯行で、 これから成田へ向かおうかという早朝に 一瞬の隙を突いて窓からダッシュした賢猫は 実はすぐ裏のプレハブの床下に立て籠もっていたのだが、 それが判明するまでは生きた心地もなかった。 野良の子とはいえ、よちよち歩きから家の中だけで暮らしてきた猫が 外で自活できるとは到底思えず、 私の知らないところで飢えて死ぬくらいなら、 いっそいま目の前で死んでくれた方がマシだと思った。 しかし、賢猫には自活する意志などまったくなくて、 単に飼い主の旅行を阻止すればよかったのだ。 脱走した賢猫が裏のプレハブの床下にいるとわかってからは なんとか家に入れようとしたのだが、容易ではなかった。 もしや勢いで床下に潜ったものの、出口が狭くて出て来れないのかと思い、 小雨のなかを私がプレハブの下をスコップで掘っていると 賢猫はいつの間にか出てきて、私の背後でそれを見物していた。 そしてまた再び床下に潜ってしまった。 もうひとりの飼い主は、ご飯で釣ろうと思ったか 猫食器をカタカタと打ち鳴らして「ご飯だマンボ♪」と歌い踊ったが、 私が猫でも、そんな飼い主の前に出頭するのはイヤだ。 こうして賢猫は16時間立て籠もり、我々は出発を三日遅らせて その間、自宅に潜んでいたのだった。 二代目の脱走猫は愚猫だった(上の写真) もともと愚でもあり、臆病でもあり、飼い猫の子でもあり、 生まれたときから家の中しか自分の世界がなかったので 窓が開いていても出ようとしなかった猫なのだが、 これも何かの拍子に出てしまって8日間失踪していた。 これはもう計画でも何でもなく事故なので猫探偵を頼んだ。 最大の有効手段はチラシを撒くことだとそのときに学んだ。 一軒残らずチラシをポストに入れることが大事で、 電柱の貼り紙などは誰も見ないと思った方がいい。 一軒残らずというのは文字通りで、 チラシを入れなかった家の人が目撃していたというケースが実際にある。 人と猫の通り道はまったく別物なので、 路地の奥、裏の裏、そういう家を見逃してはいけない。 これだけチラシを撒いておけばご近所で話題になるだろうって、 そんなことは期待しない方がいいことも愚猫のときによくわかった。 愚猫の場合は、最初のチラシはどこからも情報がなかった。 すると、猫探偵は範囲を広げてもう一度チラシを撒いた。 それで見つかった。 雌猫である、家から出たことがない猫である、などの条件で想像されたエリアの 一歩外にいたのだった。 しかも、夜な夜な捜索には行っていた地域ではあったけれど、 こちら側はクルマが通るからたぶんいないだろうと思っていた方向で見つかった。 他所のお宅の車庫の中だった。 ご近所に強烈なケンカ好きな巨大猫がいるので、追いかけられたのだろうか。 迷い猫の場合は、他の猫の縄張りを追われて どんどん遠くへ行ってしまうことがあるそうだ。 愚猫は、猫探偵に頼んで「ぼーっとしているので捕獲しやすい」という ひと言をチラシに加えてもらっていたところ、 本当に捕獲してくださったかたがいて、無事に戻って来た。 「すぐにつかまりましたよぉ〜」と笑われた。実に愚猫だった。 さて、他所の猫はどうか。 獣医から脱走した友人の猫。 猫探偵も頼み、本人も病気になるほど心配して毎日さがしていたら ある晩、ニャーンと帰って来たそうだ。 その猫は散歩に出る猫なので、外の匂い、我が家の匂いが わかったのかもしれない。 同じ友人の別の猫が散歩から帰って来なくなって、 これまた毎日毎日捜索していたところ、 ある日の真夜中に、他所のお宅の車庫からニャーンと返事が聞こえたそうだ。 夜中であろうとかまっていられないので ピンポーンとチャイムを鳴らし、事情を説明して車庫に入れてもらったそうだが、 かなり怪しまれたと言ってたな。 それから、散歩中に捕獲器につかまってしまった猫もいる。 ご近所の巨大猫コナスくん(上の写真) うちのハエタローが死んで、新たなるケンカ相手を求めて 新天地へ行ったら、そこに猫嫌いなお家があって...というなりゆきだが、 捕獲されただけで、放してもらって帰って来た。 猫嫌いにも言い分がある。それは私にもわかる。 猫オシッコと猫糞は大事な植物を死滅させる。 コナスくんはいま散歩を禁止され、毎日ワオワオ怒っている。 さて、ところで、猫はなぜ脱走するのだろう。 {賢猫→飼い主の旅行を阻止する計画的犯行} スーツケースで判断する。 もうひとりの住人がひとりで出かけるときは気にしない。 私が荷造りをはじめるとソワソワする。 しかも賢いことに小さい荷物のときはそれほどでもない。 脱走は家出が目的ではなくパニックでもないから、 近くで飼い主の様子をうかがっていた。 この状態は安心できるようだが、 たとえば他所の猫と出会ってパニック状態に移行するなどの可能性もあるので、 見張りは必要だし、早めに回収するにこしたことはない。 {獣医から脱走した猫→パニック} パニックはもっとも多い原因だと思う。 落ち着けこら〜と言いたいけれど、本人は聞く耳を持たない。 対策は脱走を防御する窓やドアのしくみしかないが プロの獣医の建物からでも猫は脱走するのだから、 やるときは必ずやってくれるのだ。 {車庫に閉じ込められた猫→事故} たぶん、好奇心でふらふらっと入ってしまい、扉が閉まる。 怖いから隠れている。車庫の主は猫がいることに気づかない。 こういうことだと思う。散歩をする猫は対策がない。 {愚猫→原因不明} 本当にわからない。この猫が何を目的に出てしまったのか、 さっぱりわからない。 大王なら庭のトカゲを見て食欲をもよおしたということもあるだろうけれど、 いま現在もときどき出せ出せとわめいているけれども、 愚猫には目的がない。な〜んにもない。 このとき以外に外に出たこともなく、出ようとする意志もなかった。 魔がさしたというのはこういうことだと思った。 出た→他の猫に追い払われ→怖くて戻れず→遠ざかり→車庫に隠れた こういうパターンと思われる。油断は禁物だ。 猫は脱走する。どんなに注意を払っていても、 どうしようもなく脱走してしまう。 猫は人と視点が違うのだ。 暖かい場所、涼しい場所を瞬時にして見分けるように たぶん手薄な瞬間、手薄な場所を見ることができるのだろう。 これはもうどうしようもない。 猫は過去を悔いず未来を憂えることもないという美点があるが、 脱走した自分にどんな困難が待ち受けているか想像しないのが困ったものだ。 おかげで、いま現在も猫を案じて眠れない飼い主がたくさんいる。 これもどうしようもない。 余談だが、以前住んでいた大家さんが農家で 使っていない物置を解体したら、猫の骨がたくさん出てきたと言っていた。 交通事故などで傷ついた猫は人目につかないところに逃げ込んでしまう。 しばらく休んで自宅まで帰れればいいが、死ぬと誰にもわからない。 帰って来ない猫は飼い主の心の一部を持ち去ってしまい、 その隙間を後悔という名の棘が埋める(さ)
by malt-yu
| 2014-07-08 00:55
| 猫ほか生き物
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