週末ゆっくり相談するか、などと言っていたところ、
電光石火のハヤワザで来てしまいました。
胡留(うる)さんのお友だち候補、茶虎大王です。
さまざまご尽力くださったかたがた、ありがとうございます。
大王はまだトライアル中です。
少し以前からもう一匹と考えていて、
胡留さんも顔見知りのはずの黒白タキシードくんと
初対面のこの茶虎大王を候補にしていたのですが
タキシードは他にご縁があったようで、茶虎大王がやってきました。
トライアルは飼い主ではなく胡留さんとの相性を見るための期間です。
どうしようもなく相性が悪いと、猫としても家出したくなるでしょうし
飼い主も心配のあまり早死にしそうです。
二匹めは慎重に選ばないと...と思っているわけです。
どうして「大王」なのかをまず説明したいと思います。
うちに到着したとたん、スリスリゴロゴロはいいとして
大王の行くところ大砂塵のように抜け毛が舞い上がりましたので、
まずはブラシブラシブラシ。
抜け毛取りブラシで梳きまくりました。
その恐るべき量の抜け毛を見て、思わず「こいつは抜け毛大王だ」と
口走ってしまったのです、私が。
それだけではありません。床に散らばった大量の抜け毛、
その抜け毛の海でころころ転げまわって喜ぶ大王。
ごーろごろごろごろ喉を鳴らしています。
おー、ゴロゴロ大王だ。
そして風呂に入れたら、泡だらけのカラダでスーリスリしてきます。
わああ、やめてくれ〜、スリスリ大王...
濡れた毛が乾いたところで、再びブラシブラシブラシ。
お風呂の前にあんなに抜けたのに、再び床は抜け毛の海です。
わああ〜、またもや抜け毛大王だ。
そして大王は再び抜け毛の海でうれしそうにころがっています。
桁外れな抜け毛と桁外れなスリスリとゴロゴロで、
ついに呼び名が「大王」に。
トライアル中の仮の名前にしろですよ、
これから獣医へ行くというのに、
受付で名前を訊かれて「大王」と言えるでしょうか...
そして、肝心な胡留さんとの相性ですが
顔を見ると唸り合う関係です(涙)ケンカはしません。
先住の胡留さんが優位に立っており、大王は唸りながら逃げます。
胡留さん優位の力関係は理想とするところです。
同じトイレでオシッコもしています。
胡留さん、ちょっと嫌そうですが、
怒って外にオシッコするというようなことはありません。いい子です。
まあまあというところではないでしょうか。
大王は胡留さんと似た境遇で、福島から来ました。
胡留さんは南相馬ですが、大王は浪江町です。
4月に保護されたばかりなので、まだ痩せています。
胡留さんもそうですが、胃が小さくなっているのでしょうか、
缶詰は一度に半分くらいしか食べられません。
少食の悩みをもう一匹背負い込むのか....ううむ...
そこんとこだけが、つらい...(さ)