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通常は飼い主が保定するのでしょうけれど、 胡留(うる)さんの場合は診療台ですっかりくつろいでいるものですから、 飼い主は暇にまかせて写真を撮ってしまいました。 押さえておく必要はまったくありません。 「ありゃ〜、前足をたくしこんでしまった」とDB先生もびっくりです。 猫が前足をたくしこむこのポーズは香箱といいます。 正式には後ろ足もカラダの下に入れますが、ちょっと変形の香箱ですね。 この座りかたからだと攻撃も防御も咄嗟にできませんので リラックスしているときに限られます。 胡留さん、病院でなにリラックスしているんですか?? うちに来た猫のみなさんは、獣医で暴れたり 先生に乱暴狼藉を働いたりすることはなかったです。 これは何というか、うちの伝統芸というか先祖代々の教えというか、 歴代の猫が先祖と子孫の関係というわけではないのですが 不思議とみんな獣医でおとなしいのです。 野良経験のあるハエタローでさえおとなしかったです。 私はそういう猫しか知りませんから、 K俣さんのシャー太郎ことラクちゃんにはびっくりしました。 まだあのときの引っ掻き傷が腕に鮮明に残っています。 DB先生の腕にもたくさん傷があります。 ということは、世間的に猫はシャー太郎が多いんでしょうか。 それにしても胡留さんの落ち着きぶりは歴代猫のトップです。 さて、胡留さんがなぜ病院へ行ったかというと膀胱炎です。 膀胱炎の原因もいくつかあるらしいのですが イエス・ノークイズみたいなチャートを見せられると 典型的なストレス性の膀胱炎でした。 昨日の記事に書いてありますが、二日ばかり私が朝早くから出かけ、 やっと土曜日だと思ったらその日はTokyo Copywriters' Streetの収録で また昼前には家を出てしまったので、胡留さんは寂しかったようなのです。 たぶん物理的な不在よりも、私の気持ちが 「明日は6時に起きられるかなあ」とか「選曲は本当に大丈夫だろうか」とか そっちに向いていたのが寂しかったのでしょう。 病院でくつろぎながら注射と爪切りをしてもらった胡留さんは トイレの回数が徐々に減ってきました。 DB先生には、注射で良くなりますが、すぐに再発しますよと脅されていますが いまのところは順調です。 病院から帰ってナマリブシを食べ、腹を天井に向けて眠り、 夜はササミを食べて、また睡眠消化活動に励んでいます。 夜はトイレもいっぺん行ったきりです。 ところで、以前に私の友人の猫がやはり膀胱炎になったことがあります。 そのうち一匹はK俣さんの先代の猫で、これもストレス性です。 芝居の稽古の最中だったそうで、そりゃあね、もうね、なりますよ。 稽古終わって酒飲んで遅く帰って、翌朝はギリギリまで寝て 起きてまた稽古行って飲んででしょ、どうせ。 もうひとりはU本さんで、これも稽古の最中だったのかな。 そのときはご近所に住んでいたのでDB先生を紹介したのですが、 そのときDB先生は「この病気は太って気のいい男の子が罹りやすい」と のたまったそうなのです。 U本はその「太って気のいい」という言葉に反応して じっとDB先生を見て「あなたも」と言いそうになったそうですよ。 そんなわけで私は、ストレス性の膀胱炎は「太って気のいい男の子」が かかる病気を思い込んでいたものですから、 突き詰めて言えばDB先生に似た猫が罹る病気と思い込んでいたものですから 予約の電話をしたときに、思わず「胡留さんは雌ですが」と言ってしまいました。 DB先生は昔の発言をお忘れか「男の子女の子関係なくなります」と。 まあ、それが公平というものですよね。 女子にストレスがないとは言ってもらいたくないですもんね。 そうそう、胡留さんの膀胱炎の兆候はたぶん日曜の朝からだと思います。 私が猫トイレの掃除をしている最中にトイレ待ちをしていましたから。 でも昼間は紐でよく遊んで飛び跳ねていましたし、ウンコが柔らかめだったので そっちかなと思っていました。 その日の夜に頻繁にトイレに通うようになって、 あっこれは膀胱炎だとわかったわけですが 病状が顕著に見えてくるのはなんでいつも夜なんでしょうね。 そのとき時間を見ましたが22時半をまわっていました。 DB先生のところは20時くらいが限界で、 生死にかかわる急患ではありませんから、ひと晩我慢してもらいましたが 胡留さんは眠れないほど痛いとか苦しいとかいうこともなかったようです。 ええ、ちゃんと眠っていましたし、今朝も私より寝坊していましたし。 我慢強いのかノーテンキなのかは謎ですが。 そして、胡留さんはこれを書いている最中に起きてきて 珍しく焼きカツオを拒否し、茹でたてササミを食べています。 胡留さんが残しまくる大量の食べ物を元気に食べてくれる猫が欲しいなあ。 そんな理由で猫を飼っていいのかという話もありますが(さ)
by malt-yu
| 2014-04-29 03:15
| 猫ほか生き物
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Comments(1)
Commented
by
FUKAKEY at 2014-05-02 11:31
気の良い太った男子・・・・・私の記憶に3人浮かびまして笑っていました。
さ さんはいつも胡留さんを思っていますが、胡留さんの膀胱炎がストレスだとすると、かまってくれる時間帯とかタイミングを覚えると納得できて再発もないかもしれませんね。
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