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さて、ここに困った問題があります。 武士の寝ざまは右下か左下かという問題です。 あの人たちは横向きに寝るのです。 そのときに右を下にするのか左を下にするのか、 ここんとこがよくわかりません。 昔、山本周五郎の時代小説を読んだとき、左下と書いてありました。 なぜならば、右を下にして寝ると 飛び起きて刀を取るような事態になったとき、 利き腕である右手が痺れていては使い物にならんだろうという理由でした。 これはたいへん説得力がありました。 たまに私も下にした腕が痺れていることがあります。 しかし、滅多にありません。 ちなみに去年は一度もなかったです。 どうも気になってネットで調べてみると、右下と書いてある記事が多いです。 その理由は、もっぱらこういうことです。 「利き腕を下にしておかないと就寝中に侵入してきた敵に利き腕を斬られて困る」 う〜ん、どうなんですか、これ。 寝室に侵入されて、腕を斬られているようではダメダメじゃないですか。 その前に気づけよって思いますが。 そも私が敵なら、利き腕を斬られるまで熟睡していてくれる相手に対して 背中からブスッとやりますけどね。 右を下に寝ていてくれると心臓を突きやすいですし、 背中からだと肋骨も邪魔にならないのではないかと思うのですが。 この問題について 少しはまともなこと書いてあるのはないのかよって思ったのですが これがなかなかないんですよ。 たぶん私たちがいまさらお箸の使いかたを書き残したりしないのと同じで 当時は常識だったんでしょうね。 そうこうしていたら、「武家礼法(小笠原流)の身体観」という記事を 見つけました。引用しますね。 武士は睡眠中も構えを解かない。 そもそも武家礼法の源流の1つである禅清規においては、 睡眠姿勢は仰臥ではなく右側臥が正しいとされている (禅では行住坐臥すべてが修行である) これはそもそも釈迦の涅槃像が右側臥であることから、 元来は古代インドでの睡眠姿 勢である。 この姿勢が推奨されるのは、人体の臓器配置の左右不均衡性にもとづいている。 右側臥は仰臥にくらべて腰や心臓を圧迫せず、呼吸も楽で、 さらに肝臓に血液を送りこみやすい。 武士は旅宿で寝る時は、右側臥で刀を抱えて寝た。 伊賀の忍者も刀を抱えて寝るが、心臓 を一撃から守るためにあえて左側臥であった。 だいぶ説得力が出てきましたね。 しかし、反対意見もあります。 文政時代に記された「武士心得之事」という書があるらしく それを引用してある記事が見つかりました。 引用の引用ですが、下に掲載しますとですね、 武士は寝る時、是は記憶が定かでは無いのだが、 左半身を下にして寝るものであり、 布団の下に指料を置いておくものだと云う話も有る。 左半身を下にするのは、 心臓を上にせず、一刀の元に心臓に敵刃が達しない様にとの配慮であったか、 或いは利き手の自由云々を気にしての事であったか・・。 無論、こうした心懸けは、所謂「心有る武士」がした事であって、 誰も渠もが心懸けた事ではあるまい。 これはこれで説得力がありますね。 あと、「頭を12時の方向に向けたとすると足は3時」というのがありました。 かなり具体的です。これはどうしても左下になりますね。 左下で横向きに寝て、膝を折り曲げるわけですね。 では、武家の女性の寝ざまはというと、これは「き」の字です。 上半身は仰向けに寝まして、お祈りのように両手を前で合わせ、 下半身を右に向けて膝を折り曲げます。 ああ、カラダの固い人は無理しないでくださいね。 それにしても、右下か左下かどっちなんだろう。 なぜ仰向けで大の字に寝ないかというのは、 横向きの方が起き上がりやすいからですよ。 横向きで膝を曲げて足を縮めた状態からだと起き上がりやすいんです。 全身打撲などでカラダが痛いときはぜひおためしください。 小笠原流によると正座のときも尻の下に敷く足は左が上だそうですが これはいざというときに居合いが使えるようにということらしいです。 脇差しを抜きながら右足を踏み出して左膝を床に立てるのですけれど 私がためしてみた限りでは、どっちを上にしても同じですよ。 もともと居合いなど学んだことがないので、カラダの合理的な使いかたが わかっていないからですね。 それにしても、昔の「心得のある武士」というのは 日常に緊張感があったのですね。 この緊張感はすなわち合理性ですね。 とても大事なことのような気がしますが、それにつけても 右下か左下か知りたいものです(さ)
by malt-yu
| 2014-01-03 00:27
| その他
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