鳥目は別名を夜盲症といって
暗くなると極端に視力が落ちることを言う。
人間にとってはこれは病気だが、鳥にとっては、
なにしろ鳥目というくらいだから普通だと思っていた。
とはいえ、フクロウやヨタカ、夜鴉(ゴイサギ)など
夜行性の鳥もいるわけなので
鳥100%が鳥目ではないくらいはわかっていたのだが
鳥目の鳥のほうが少ないというのは驚きだった。
上の写真は午前0時の新宿西口だが、
地下鉄から京王線に乗り換えようとすると、いつも同じ場所に鳩がいる。
歩きまわって餌をさがしている。
鳥のくせに夜更かしな奴らだ、もしや昼夜逆転か?
ラマダンの最中で昼間は食べられないのか?
だいたい鳩は夜でも目が見えるのだろうか??
調べてみたら、鳥はだいたい夜でもちゃんと見えるらしいのだ。
そうでないと渡り鳥なんぞはたいへんだ。
渡りをする鳥はクルマでいうサービスエリアのような中継地点を持っているが
そこに夜到着すると、というか
見えないと到着ではなく通過してしまうかもしれないし
野生の感でここだとわかったとしても
「誰だよ、俺のアタマに着陸しやがったやつは」などと
不測の混乱が起こるかもしれない。
どうも、本当に鳥目なのは鶏くらいしかいないようだ。
それなら鶏目と書けばよさそうだが、
鶏目は「けいがん」と読んで、どうやら魚の目のことらしい。
ああ、なんてややこしいんだろう(さ)