野球はからっきしだったらしいが、釣りは性に合って
写真の通りだったそうだ。
この2月にお亡くなりになった梅本洋一さん(コピーライター)のお別れ会で
そんなお話をきいた。
梅本さんはWikiで検索すると「梅本洋一(コピーライター)」で出てくる。
あっ、URLまでそうなっている
↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/梅本洋一_(コピーライター)
1950年生まれ、24歳でTCC(東京コピーライターズクラブ)の新人賞を受賞した。
当時の最年少受賞だったそうだ。
具合がお悪いようだという話は耳にしていたが
年齢から考えて、まさかいまとは思わず、訃報にびっくりした。
享年62歳だった。
10年間TCCの事務局長をおつとめになり、みんなお世話になったので
今日はありがとうの会が開かれた。
追悼会ではなく「ありがとうの会」にしようと仰ったのは小野田隆雄さんだ。
会場には何枚かの写真があった。
上の写真はその一枚だが、かなりびっくりした。
長髪でTシャツで、70年代の若者そのまんまだ。
もしかして梅本さんは70年代の若者のまんまで年を取っておいでになったのか。
梅本さんと濃い仕事をしたかたがたの挨拶があった。
ロックバンドのこと、仕事のこと、海外ロケのこと、野球のこと、釣りのこと。
カッコいい梅本さん像が浮かんできた。
私が存じ上げている梅本さんは、他人の面倒をよくみるタイプの、
スーツをお召しになった少し猫背のおじさんだったから
Tシャツやロックバンドといま言われてもちょっと困った。
カッコいい梅本さん像にもちょっとたじろいだ。
正直なところ、誰にも青春はあるのだというコトバが脳裏を駆けめぐった。
(下の写真は私が撮影した梅本さん)
さらに下の写真は2009年のTCC審査会の写真で
右から
眞木準さん、梅本洋一さん、
一倉宏さん。
TCC審査会のタバコ仲間といっては恐れ多いかたがたなのだが
思えば眞木さんもこの写真を撮った2ヶ月後にお亡くなりになって
私はその訃報を目黒のお好み焼き屋できいて愕然としたことを思い出す。
眞木さんこの当時もカッコいいの現役だった。
なんだよ〜、みんなカッコよくてずるいじゃん、と思う。
先輩のみなさんがカッコいいを使い切っているせいで
私たち、いや、少なくとも私にはカッコよさは微塵も残されていない。
それにしても今頃になって思うのだが
私はよくこの人々の前でプカプカタバコを吸ってたもんだ。
我ながら不遜の極みだな〜、反省しても手遅れだけど(さ)
飄々とした梅本さんの写真、こちらに何枚か載せました。
http://www.01-radio.com/tcs/archives/24687