天草市牛深町の一軒家に滞在中の西尾まりちゃんから
毎日送られてくる写真を見ていると
「イワシ揚げ」という食べ物がどうもうまそうに見える。
それは上の写真真ん中の茶色の物体で、要するにさつま揚げの類だ。
イワシ揚げというからにはイワシのすり身を揚げたのだろう。
しかも限りなく自家製のように見える。
牛深は漁港の町なので鯛やヒラメは舞い踊っているだろうし
全国有数の伊勢エビの産地でもあるし、アワビも獲れる。
なのになぜイワシ揚げの写真から目を離せないのかわからないが
とにかくうまそうだ。
アワビや伊勢エビが近所の魚屋にてんこ盛りになっていたとしても
たとえすぐそばの漁港で水揚げされていたとしても
じゃあ今夜のオカズは伊勢エビ...と気楽に考えるわけにはいかない。
決心してお迎えの準備をして来ていただかないといけない。
その点、イワシ揚げは気楽でいい。
掃除をサボっている家でも平気で来てもらえる。
私の田舎もカマボコ、竹輪、テンプラ(いわゆるさつま揚げの類です)が
おいしい町で、
朝食に間に合う時間に毎日売りに来るおばあさんもいた。
いったん「うまい」と擦り込まれたら一生好物になるらしく
私はいまだにカマボコ、竹輪、テンプラの類が大好きなのだが
いつだったか弁当のカマボコを残す人を見て目からウロコが落ちたのだ。
そうだ、東京のカマボコはうまいとは限らない...
牛深のイワシ揚げは、まりちゃんと長男のロクちゃんに
カマボコ、竹輪、テンプラはうまい!と擦り込むことができるだろうか。
かえって東京のはうまくないと気づかせてしまうだろうか。
滞在期間1ヶ月というのが微妙なところだ(さ)